2022-05-31 07:00 追加
日本バレーボール協会 川合俊一会長インタビュー(中編)「現役時代はスポーツ選手もおしゃれに気を配った方がいいと思っていた」
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そんなふうにして巻き起こった男子バレーブームは川合がインドアバレーを引退するまで続き、その後、中垣内祐一(現・堺ブレイザーズ部長/前・男子日本代表監督)、青山繁(現・中京大バレーボール部部長兼監督)といった選手たちに受け継がれていく。
1990年、インドアバレーを引退し、富士フイルムを退社した川合はビーチバレー選手としてアメリカなど世界を回り、その面白さに魅了される。
ビーチバレーが日本に普及したばかりの頃はインドアの選手たちがビーチバレーの大会に出て盛り上げるケースも多かった。川合も熊田とペアを組んで1987年の「第1回ビーチバレージャパン」で優勝しているが、インドア引退後は一層ビーチの面白さを実感した。「こんな面白い競技がなぜ日本ではマイナーなんだろう? アメリカやブラジルでは大人気なのに」と残念に思っていたという。同時進行で事業に携わったり、スポーツキャスターやタレントとしてテレビに出演するなど多忙な日々を送るが、「最初はあまりテレビに出るのが好きじゃなかった。そこでビーチバレーを宣伝してくれるならという条件をつけて出演したりしていました」
その後もJVA会長となった現在まで、ビーチバレーの普及活動は続いている。4月26日に行われたマイナビジャパンビーチバレーボールツアー2022の開幕記者会見では、「肉フェスやラーメンフェスを主催している方々と話をすることがあって、コラボするのも面白いんじゃないかと思った」と語っていた。確かに会場で料理をテイクアウトしてビーチバレー観戦ができるのはいいアイデアだ。アメリカなど海外では観戦チケットがすぐに売り切れるというほど人気のビーチバレー。食を体験する楽しみが加われば、日本でも観戦に行ってみようと思う人が増えるかもしれない。(後編に続く)
取材・文:高井みわ
写真:中崎武志
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