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会見・コメント

2022-12-22 22:08 追加

NEC・古賀紗理那「ワクワクした気持ちで戦えた」、久光・石井優希「失点は最低限なくさないといけない」 皇后杯準決勝会見コメント

V1リーグ 女子

●金子隆行監督

久光さんはフロアディデンスが非常にいいチームだというのはわかっていたので、そこでどれだけ粘り負けしないで、何回もアタックしていくことが大事だと試合前に選手には話していました。その通りしっかり、 まず久光さんの両レフトに対して、うちがブロックで抑えて、外国人選手に対しては、ディフェンスで対応するという部分のブロックシステムはうまくいっていたかなと思います。
ただ、Aパス時に、ミドルからの攻撃が少し後手になったシチュエーションはあるので、 我々のブロックディフェンスをもっと精度を上げて、そこから真ん中からの速いバックアタックを中心に展開していきたいなと思った試合でした。少しバックアタックの精度も落ちてきているので、そこはもう1回上げていきたいなと思います。

――今おっしゃった、両レフトをブロックで抑えて、外国人をディグでで対応するというのは、どういう狙いからそういう判断をされたのでしょうか?

金子:久光さんの外国人選手は非常にいい選手ですし、リーグでも勝敗にかかわらず高い数字を残してるというのはデータに出ていたので、そこをブロック枚数で抑えにいくよりは、 両レフトの若い新人2人の選手に対して、まずブロックで圧をかけていくというところが大事ではないかと僕は思ったので。相手は昨シーズンとは外国人選手のポジションも変わっているので、 我々がまずサイドに対してブロックディフェンスでプレッシャーをかけようという狙いがあり、前半はそれがうまくいったかなと思います。

――今日の試合のブロックシステムの中で、さらに精度を上げていきたいところと明日に向けて修正したい部分をそれぞれ教えてください。

金子:レフトに関しては、ライン方向で得点されるシチュエーションは少なかったかなと思うので、クロス方向に打たせる分には、小島(満菜美)を中心にしっかりディフェンスではめていくというところも、もう少し精度を上げていけるかなと思っています。
明日どちらのチームが来るかわかりませんが、非常にオフェンス力が高い両チームだと思うので、そこに対して、まず我々の強みであるサーブからプレッシャーをかけることと、 B・Cパスになった時のブロックディフェンスの精度をもっともっと上げていくことが必要かなと思います。コミュニケーションをしっかり取ってやっていきたいと思います。

――チーム全体的に選手のジャンプ力が非常にアップしているように見えますが、体力面、フィジカルの面でどういうところを強化されてきたのかを教えてください。また、日本代表組が合流されたの直前だったと思いますが、ここまでどういうふうにフィジカルのアプローチをしているかを教えてください。

金子:今年から少しフィジカルの部分のアプローチを変えて、メディカルとストレングスがしっかり連携して、ハイパフォーマンスを出すというグループを作りました。常にドクターと全員とがまず連携して、怪我明けの選手も、現状故障箇所が出ていないけれども、出そうな選手も、しっかりドクターを巻き込んでやっています。
あとはもう1人スピードコーチという形で、ラグビーだったり、サッカーだったり、いろんな競技に携わっている方を、もともと(ラグビーの)グリーンロケッツにいたんですけど、その方を週1で招聘して、まず走り方から足のつき方、上げ方を全て見直してやってきた結果、フィジカル面では、僕はV1女子12チームの中でいちばんトップクラスにいるのではないかと思っています。
そのおかげで、選手のマインドがまず変わってきて、何のためにトレーニングをしてるのか、何のために自分が跳ぶのかというところのマインドを、ただ強く跳ぶだけじゃなくて、ゴール設定をしっかりこっちで提示した上でやってるので、その辺、選手もどうしたら高く跳べるのかという考え方を持つようになったのではないかと思います。その辺はVリーグの中でも非常に高いマインドで取り組めている結果が、今、あのようにフィジカルとして、数字として現れてるのかなと思います。

――第3セットを落としたあとの第4セット、島村選手が入って、すごくいいところで機能していました。あの場面で起用した狙いを教えてください。

金子:山田も頑張ってはいましたが、どうしても、こちらのオフェンスの部分でワンレグをフロント2枚時のところで活用したいということで、経験値の高い島村を入れることによって、状況をもっとこっちの優位な状態にしてくれるのではないかと期待しました。その辺は島村のワンレグの経験値に懸けて、本人がしっかりそれに応えてくれたのはよかったと思います。

写真:黒羽白

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