全日本バレー、Vリーグ、大学バレー、高校バレーの最新情報をお届けするバレーボールWebマガジン|バレーボールマガジン


バレーボールマガジン>会見・コメント>優勝、そして悲願の入替戦を目指すアランマーレ。菅原里奈の3年連続ブロック賞はあるか。復活のGSS東京主将・伊藤きわ美がバックアタックで舞う V2女子

会見・コメント

2023-02-12 08:40 追加

優勝、そして悲願の入替戦を目指すアランマーレ。菅原里奈の3年連続ブロック賞はあるか。復活のGSS東京主将・伊藤きわ美がバックアタックで舞う V2女子

2月5日、V2女子前橋大会会見

V2/V3 女子

首位を狙うアランマーレ。V2女子はレギュラーラウンド上位3チームがファイナルステージに進む。そこで最終順位が決定し、上位2チームがV1との入替戦の権利を獲得するが、レギュラーラウンド1位通過のチームは2位以上が確定する仕組みになっており、自動的に入替戦の権利が与えられる。

アランマーレは悲願の入替戦進出を前にどのような心境で試合に臨んでいるのか。

そして、ミドルブロッカーの菅原里奈は2年連続ブロック賞、今シーズンも現在ランキング2位につける活躍を見せている。その菅原の活躍もまた多くのファンの注目の的だ。

2月5日にヤマト市民体育館前橋(群馬県)で行われたバレーボールV2女子の試合後会見コメントからその心境をお伝えできればと思う。

また、対戦相手のGSS東京サンビームズは長らく負傷で苦しんでいた主将の伊藤きわ美が復活。その高いポテンシャルの片鱗を見せ始めた。その点にも着目して取材を行った。

2月5日

プレステージ・インターナショナルアランマーレ 3(25-16、25-23、25-22) 1 GSS東京サンビームズ

■プレステージ・インターナショナルアランマーレ

●木村友里主将(アウトサイドヒッター)

今日は接戦になりました。最後で取り切れたところは良かったです。全員でいろんな情報を交換し合いながら戦いきれたのは収穫かなと思います。

●菅原里奈選手(ミドルブロッカー)

シーズンも後半に差し掛かってきて、楽な試合は1試合もないなというのを感じた試合でした。どのチームも相手を倒そうとしてくる中で、自分たちも受けて立つのではなく常に挑戦の気持ちを持ちながら最後まで戦っていきたいと思いました。

●オケケアル・メソマチ(オポジット)

しっかり集中して最後まであきらめない気持ちを持って、みんなでコミュニケーションもしっかり取ったプレーが出来ました。

ーー木村主将に。群馬銀行と首位を争っています。群馬銀行がJAぎふに敗れたことでメンタル面にどういう影響があった?

木村:昨日の結果を受けて、再度チームには「先を見ずに目の前の一戦一戦をしっかり全力で戦い切ろう」という話をしました。そこはチームとして共通認識を持って、今日の試合には挑めたと思います。3-0で勝つのではなく、最後を取り切れるチームを作ってきました。それが上手く試合で出せているのではないかなと思っています。

ーー自分のプレーについて。

木村:ディフェンス面とオフェンス面でみんなが落ち着いたプレーができるように心がけました。安定したプレーを出しつつ、声を掛け合いながらチームのメンタリティーに注意しました。

ーー悲願のチャレンジマッチ。今回のレギュレーションは首位通過であればファイナルステージの結果を待たずしてその権利が獲得できます。

木村:誰もが首位で行きたいと思うんですけど、あえてそこは見ずに、迎える試合ごとに調整を合わせて1戦1戦をしっかり戦っていきたいと思います。

ーーメソマチ選手に。今シーズンの成長ぶりが目覚ましいですね。

メソマチ:去年よりチームのプレースタイルを把握できています。コミュニケーション、いろんなトス、みんなとやってきました。試合では練習でやってきたことを出していきたいです。

ーーオポジットなのでスパイクに注目しがちですが、ブロックがとても良いですね。

メソマチ:自分には高さもありますし、しっかり手を前に出してブロックをしています。

ーー菅原選手に。今日のプレ-の自己評価は?

菅原:序盤はスパイクとかで得点ができたんですけど、後半に攻撃の決定打が少なくなってしまいました。試合中盤から後半、バタバタするとかプレッシャーがかかるような場面でも落ち着いて攻撃ができるようにならなければという反省が残る試合でした。

ーーGSS東京のミドル陣と対峙して。

菅原:張心穆意選手とマッチアップする回数が多くなるので対策の時から意識してやってきました。まずは簡単に攻撃をされないようにブロックをしっかり跳ぶということ、向こうのブロックも高いので、そこをよく見て打ち分けることを意識してやりました。

ーーサーブブレイクも多かったですね。

菅原:相手の嫌なところを徹底して、まずは狙い続けて入れ続けていくというのを意識してやっています。ミドルなので(バックでの)ディフェンスが苦手なところもあるんですけど、気持ちでディグを上げ続けるとか、前衛のブロッカーに指示を出すとか、そういう自分のできることをやったのでブレイクが取れたと思います。

●北原勉監督

優勝がちらつき始めてきて、選手たちにもプレッシャーがすごく出てきているなと感じています。いつものプレーがなかなか出せない。ただ、試合の中で修正すること、アジャスティングがどの競技でも一番大切なことになりますが、それがすごく機能していました。いい経験ができた試合です。
GSS東京さんの特徴である「乗ってくると繋いで打って…」というプレーに呑まれてしまったのは反省点ですね。

ーー1位通過ならチャレンジマッチの出場権が得られますね。

北原:(少し考えて)正直なところその話はしました。1番になれば入替戦に行ける。だから1番になりたいのはわかる。でも、そこでチャレンジせずに安全に行ってしまったら、入替戦に行ってもそこでは勝てないよ、と。自分たちが今シーズン、優勝するために、入替戦のためにどういうバレーをやってきているのか。そこをしっかり考えようねと話しました。

>> 会見・コメントのページ一覧へ戻る

同じカテゴリの最近の記事

コメント

Sorry, the comment form is closed at this time.

トラックバック