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会見・コメント

2023-02-12 08:40 追加

優勝、そして悲願の入替戦を目指すアランマーレ。菅原里奈の3年連続ブロック賞はあるか。復活のGSS東京主将・伊藤きわ美がバックアタックで舞う V2女子

V2/V3 女子

■GSS東京サンビームズ

●伊藤きわ美主将(アウトサイドヒッター)

今日は2セッターではない形で臨みましたが、自分たちがやっていきたい攻撃やサーブレシーブが良かったので、第2セットを取ることができました。どういう場面であっても絶対に負けない気持ちだったりとか、ここを頑張ろうというのがチーム全員で共通認識としてあり、声掛けもしっかりできていました。しっかり喜ぶことができて、全員で戦っていた感じがした試合だったと思います。
反省点として、ラリーが続くと自分たちのパスやディグの丁寧さがなくなって、ただ上げるだけになってしまっていました。そういうところの差で自分たちのチームとアランマーレさんの勝敗が分かれたのかなと思うので、競っている場面でも余裕がある場面でも雑にならずに次の人を思いやる気持ちを一人ひとりが意識としてやっていけたらいいなと思いました。
交代で入ってきてくれた選手がすごく盛り上げてくれたり、活躍してくれたので、雰囲気としても展開としてもすごく助かりました。リザーブの選手が活躍してくれたことが何よりもうれしかったです。

●工藤綾乃選手(レシーバー)

アランマーレさんはブロックがいいチームです。1回のスパイクでは決まらないチームだと思うので、何回も何回もみんなでフォローしてやっていこうとみんなで話しました。それが上手くできていたセットもあれば、シャットされてしまうセットもありました。次に活かしていけたらいいなと思います。

●黒田茉央選手(セッター)

第1・第2セットは自分たちがやりたいバレーボールができた場面が多くありました。速攻が少ないというのが課題だったので、意識して組み立てをしたことが第1、第2セットは嵌っていたので追いついたりセットを取れたりした部分があったと思うんですけど、第3セット以降はサーブレシーブのミスから始まって、自分たちのリズムに乗り切れなかった部分が目立ちました。自分たちは高さもないチームなので、コンビバレーが大事になってきます。レシーブが入らないことによってコンビバレーができなかったことが今日の敗因かなと思いました。

ーー伊藤主将に。シャープなバックアタックが目を引きました。

伊藤:前衛でのスパイクよりもむしろバックアタックの方が得意です。チームの中でバックアタックへのコンビが合うのが黒田選手だったので、無理やり入っていくような場面でもしっかり上げてくれました。自分が欲しいところにトスを上げてくれるので躊躇せず思いっきり助走に入れます。その思いきりの良さがボールに乗せて打てたところがあるのかなと思いました。
昨日までは2セッターで前には3枚いましたが、今日は2枚になるケースがあるので、バックアタックをもっと入っていこうという意識がありました。残りの試合でもやっていけたらと思います。

ーーこの後の意気込みを。

伊藤:このチームでできるのも残り少なくなりました。誰かは引退だったりしてチームのメンバーやカラーが変わっていってしまう。悔いの残らないのが一番です。全員の悔いが残らないように相手が誰であろうと思いっきり戦う。格上のチームが多いと思うんですけど勝てるチャンスはいくらでもあると思いますし、自分たちが気持ちで負けなければひっくり返すことだってできると思うので、それを残り1か月は意識してやっていきたいなと思います。

ーー工藤選手に。GSS東京は選手数も多く、試合に出るチャンスを得るのが難しいところもあると思います。

工藤:いつ出番が来てもいいように気持ちの準備をしていました。

ーーディフェンス面でどういったところをケアしようと思ってコートに入った?

工藤:強打だけじゃなくてフェイントとか軟打も入れてくるチームなので、そういうボ-ルは絶対に落とさないように。強打は…上がらなったら仕方がないと思ってはいけないのですが、確実に上げられるボールを上げようと思って入りました。

ーー黒田選手に。セッターとしての特徴、強みは?

黒田:ミドルを中心に組み立てることです。全員で1点を取るためにミドル中心に、できるだけチャンスがある時にミドルを使ってサイドのスパイカーも決まりやすいようにトスワークをしています。

ーー今日の組み立ては?

黒田:伊藤主将のバックアタックが決まっている部分が多かったので、そこを中心にしました。伊藤主将がバックにいるときに私が前で2枚になる場面が多かったので、バックアタックを良いタイミング、良い状況で上げられるように意識をしました。

●笛木彰監督

第1・第2セットはサーブレシーブが安定していてサイドアウトが取れていました。第3セットはアランマーレさんがサーブで緩急をつけてきたので、そこに対応できなかったのがワンサイドゲームになってしまった理由かなと思います。
昨日も今日も張選手が速攻に絡んでくれて、そこで点が取れたのが良かったかなと思います。

ーー中澤選手、森田選手が不在ですが。

笛木:中澤は学校行事、森田は体調不良ですね。(2セッターができなくなるので)フォーメーションをどうしようかと迷ったのですが、セッターに黒田を入れて、対角には合屋咲希か菊地零かの選択でしたが、ここのところ起用している菊地で行きました。

ーー途中から入った選手が勢いをもたらしました。工藤選手や山本選手。そういうところは昔から変わらないGSSらしさですね。

笛木:工藤はずっと裏方の仕事をやってもらっていたのですが、練習にはいつも努力して取り組んでいました。どこかでチャンスがあれば使いたいと思っていて、今日は森田も不在でしたし、レシーバーは工藤しかいない。登録する以上は使う気持ちでいました。

ーー山本選手もチームの雰囲気を盛り上げましたね。

笛木:ミドルは(張、及川が安定しているので)なかなか使う機会が難しいのですが、今日は入ってすぐにサイドアウトを取ってくれましたね。投入時、本人は大あわてだったんですけど(笑)、コートに入ったら落ち着いてきっちり仕事をしてくれました。

撮影 堀江丈

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