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会見・コメント

2025-03-01 07:00 追加

東京GB・古賀太一郎主将「平日のナイトゲームで満員になったのは次のステップへの足がかりになる」 SV男子会見

東京GB会見 SVリーグ

SV男子

2月19日、国立代々木競技場第二体育館(東京都)で開催されたバレーボールSVリーグ男子、東京GB対東レ静岡の試合後、東京GBの会見をお届けする。

■東京グレートベアーズ
●深津旭弘選手(セッター)

遅い時間に多くの方に集まって試合ができたことについて本当に感謝したいと思います。
自分個人のプレーとしては第3セットに流れを変えられませんでした。
そこは責任を果たせなかったので、次にチャンスをもらえた時は果たせるように頑張りたいと思います。
●古賀太一郎選手(リベロ)※主将

東レさんは最近怪我人が多く、いろんな布陣で臨んできているのでこちらとしては誰が出場するかわからない状況だったので準備が難しかったです。
探り探りしたところが第1セットの出だしに繋がりました。
強いチームは相手に左右されずに自分たちのバレーを突き通せる力があります。
そういった点は反省するべきところです。
今日は東レさんが我々のディフェンスを上回っていたところがありました。
そういったところは負けから学ばないといけないです。
反省が多い試合になりました。
●大前隆貴選手(リベロ)※愛知学院大学在学中

自分自身デビュー戦ということでいい経験ができました。
チームが負けてしまって、自分がチームに対して何ができたかと言われたら何もできていません。
これからはチームに必要な存在になれるように1つのプレーもそうですし、他の仕事だったりいろんなこともあると思います。
その点をさらに努力していきたいと思います。

――大前選手に。国立代々木競技場第二体育館のホームゲームで独特の雰囲気の中でプレーした感想は?
大前:入る前は凄い緊張して足がガクガクしていました。
コートに入る時に中にいる選手、皆さんが笑顔で迎えてくださったので、自分自身笑顔で、リラックスできてコートに入れました。

――今後どのようなプレーヤーを目指したいと考えるか?
大前:リベロはレシーブの要ということで、チームの流れが悪い時に1本上げて雰囲気を変え、チームを助けられる選手になりたいと願っています。

――自身の強みはどこにあると考えるか?
大前:自分はやはりサーブレシーブ(レセプション)が大学の時から得意と認識しています。
グレートベアーズに合流してから、プロのサーブの速さやそのボールのプレなどにまだ慣れていない点があります。
これから古賀さんの良いところを自分で吸収してレシーブの技術を上げていかないといけないと思います。
サーブレシーブを強みにしたいと思います。

――入団後、最も印象に残った出来事は何か?
大前:2週間しか経っていませんが、今日の円陣を初めて担当させていただきました。皆さんが自分が大きな声を出したのに対して大きな声で応えてくださいました。
非常に緊張しましたが印象に残っています。

――その際にどのような声掛けを行ったのか?
大前:自分の感情を皆さんに「今緊張しています!!」と伝えて、みんなで勝ちましょうと呼びかけました。

――古賀選手に。今日は繋ぎのミスが散見され、普段見られないお見合いでボールを落とす場面があったが、長いシーズンを戦う中でどのような変化が生じていると考えるか?
古賀:流れが悪い時には、なぜか人がいない時にボールが落ちることがあります。
今チームが前半戦と異なる勝敗になっていることが原因だと考えています。
防げるミスはおっしゃる通りあって、そういったところは試合中に集中力不足や注意力が散漫になっている部分がありました。
修正できるところと、流れで取られたポイントがあるので精査をして、自分たちがコントロールできるところは修正したいです。

――平日の夜に満員御礼(2868人)の中でホームゲームを開催できたことについて。
古賀:ナイトゲームを平日に開催することは新しい取り組みです。
そこで満員になったことは次のステップへの足がかりになります。
ここが終着点ではなく、例えば平日開催に加えて土日のどちらかを1試合にするとか、運営と現場が次のステップに進むための可能性が見えた試合でした。
土日は来られないが平日は来られるお客様もいますし、どの試合でも足を運んでくださるお客様もいます。
そういった意味で可能性を広げるためには、さまざまな施策を実施していく必要があるのが、グレートベアーズがこれまで歩んできた道のりであり、今後も続ける強みです。
その先で何ができるのかかという点で、運営と現場の質を高めながら、バレーボールの可能性を広げていける機会になったと考えています。

――カスパー(ヴオリネン)監督がシーズン途中から判定の際に感情を表に出してゲーム中に時間を取る場面があるが、それについてどのような感想を持つか?
古賀:名目は判定に対するチャレンジですが、タイムアウトの代わりにも使えます。
第5セットのあの間延びした時には、チームとしては体を温めて次の1点に備えようとしていました。東レさんを見ると足が止まっていました。
判定は変わりませんでしたが、効果的なチャレンジだと個人的には感じました。
(判定に対して)人それぞれ価値観がありますが、最終的に決めるのは監督です。
自分はその点をリスペクトしています。チャレンジを取った後にどうするかについても常に前を向いているので、私自身そこにストレスを感じるほどではありません。
チームとしてあの時間は1分近くあるので、流れが大きく変わりやすいです。
その時間を有意義に活用できるし、そういった意識をチームとして持つ必要があります。
そこにストレスを感じているようでは過去に囚われていることになります。
勝つための意識や準備を、自分としては浸透させたいと考えています。

――深津選手に。2枚代えで途中から出場するのが基本だが、交代直後にトス(セット)が微妙に合わず苦戦している印象があるが、その点についてどのように捉えているか?
深津:コートに入る前はいつも準備することだけを意識しています。
交代した際にブレるのは全力で取り組んだ結果なので仕方がありません。
入った時に悪い流れであれば良い流れに変える必要がありますし、良い流れで受けた場合にはそのまま維持しなければなりません。
それは2枚代えの時もあれば、単体で交代する時もあります。
自分がもう少し役割を果たさないと悪い方向に進むと思うので、責任をもって明日取り組みたいと考えています。

――深津選手、古賀選手に。両者から見て大前選手のデビュー戦での戦いぶりはどうか?
深津:素晴らしかったと評価しています。
大前がデビューということで、彼の声掛けの円陣から始まりました。
第2セットで初めてコートに立ち、良い経験になったと考えています。
自分のデビュー戦の時は全く覚えていませんが、大前の姿を見てまだ学ぶべき点があると感じたので、自分も新鮮な気持ちで明日頑張りたいと思います。
古賀:スキルは申し分ない選手です。
あとは試合でどれだけその力を発揮できるかが、スキルに加えて重要な要素になります。
彼が場数を踏んでいく中でどれだけ力を発揮できるかが鍵です。
今日のデビュー戦ではあまり見せ場はありませんでしたが、彼自身に能力があるので、(五頭)寛大もそうですが、私も普段から刺激を受けています。
リベロ全体として日本でもトップと言われるレベルを目指し、3人で切磋琢磨していきたいと考えています。

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