2009-12-18 16:36 追加
天皇杯・皇后杯 全日本バレーボール選手権大会の現場から
12月17日から東京体育館にてファイナルラウンドが開幕した、天皇杯・皇后杯 全日本バレーボール選手権大会。 初日から、高校生、大学生がV・プレミアのチームを倒すなど、波乱がありました。 そんな中、ファイナルラウンド初日の
SV女子
12月17日から東京体育館にてファイナルラウンドが開幕した、天皇杯・皇后杯 全日本バレーボール選手権大会。
初日から、高校生、大学生がV・プレミアのチームを倒すなど、波乱がありました。
そんな中、ファイナルラウンド初日の試合を終えたばかりのJTマーヴェラス(12/13現在、V・プレミアリーグ女子首位)の石原昭久監督と、トヨタ車体クインシーズ(昨年度皇后杯優勝)の葛和伸元監督にお話を伺ってみました。
◆JTマーヴェラス 石原昭久監督
(千里金蘭大学との対戦を終えて)
V・プレミアからの流れでモチベーションをいい形に保つことができた1戦でした。
相手が学生だからということですが、他の競技、たとえばプロ野球を見ても、最下位のチームが首位のチームに勝つことだってあるわけですから、いつでも真剣勝負で挑むべきだと思っています。相手がどこであれ、勝つチームが強いチームなのですから。
この大会もV・プレミアの今後の試合を戦っていく過程の中で、ひとつの重要な大会だと捉えています。
セッターを竹下から河合、遠藤に交代する場面がありましたが、これは育成というよりは怪我などの非常事態に備え、常に万全な体制でありたいと考えるためです。常に勝つことを前提に考え、誰が出ても勝てる状態にしておきたいと思っています。
今シーズンはセンター線が強化されたことで、相乗効果でレシーブも強化されたと思います。
今現在は順調ですが、この大会もリーグもまだまだこれから。
気を引き締めて、1試合1試合を戦っていきたいと思います。
◆トヨタ車体クインシーズ 葛和伸元監督
(健祥会レッドハーツ戦を終えて)
結果的にはストレート勝ちすることができましたが、内容が最悪。リズムが作れず、攻撃が単発になってましたね。
Vのスタートが悪かったので、その流れが切れていない感じ。チームが一つになり切れず、相手を崩すパターンが作れてないんです。
流れを変えるために投入した控え選手が仕事をしてこない。「お前たちは流れを変えられないなら、何のためにコートに入ったんや!」とセット間にも一喝しました(苦笑)。
どうやったら相手を崩せるのか、選手一人ひとりが改めて考えてほしいと思います。
昨年、この大会では幸運にも優勝することができました。
同じように順調にいけば、その後のVへの流れにもつながるのですが…。今年は怪我人が多いので、リーグの合間にこういう大会があるのは正直、しんどい面もあります。リーグの状態のままでモチベーションを保てるとよいなと思っています。
今年はこの大会で連覇を狙うよりも、チーム作りの一環と考え、年明けにつなげていきたいと考えています。
(取材日/12月17日)
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