2016-11-30 17:29 追加
「決めたいとき絶対に決める」そんな存在になりたい 田中瑞稀(JT)インタビュー
SV女子
──では、少し話を全日本のことに戻します。結果的にリオ・オリンピック代表からは漏れてしまったわけですが、そのことについてどんなふうに感じましたか?
自分としてはそこまで悔しいとは思わなかったです。合宿に参加してみて今の自分のレベルでは世界と戦うには厳しいと思ったし、まだまだ足りないところがあるというのがわかったので、逆に今の自分で選ばれなくてよかったなと、そんなふうに思っています。
──足りないって思ったのはどのあたりですか?
この身長でサイドで、となると、パスやディグで中心にならなくてはいけない。そういうところで自分のレベルが他の選手の人たち(のレベル)に達していないと思いました。なので、そんなに落ち込んだりはしていないです。
──瑞稀選手の中では東京五輪はやはり目指す場所ですか?
それはやっぱり! 全日本の代表選手と一緒に合宿して、こういうプレーは勝てるとわかったこともあったので。パワーでは負けないと思うし、ブロックアウトを取ったりもできる。そういう手応えもあるから、オリンピックという舞台に立ってみたい、試合がしてみたいという気持ちはあります。
──確かに世界相手にもブロックアウトを狙って、よく決めていましたね。
逆に(身長が)大きい方がブロックがよく見えたりするので。
──これからまだまだチャンスありますね。
はい。自分しだいかなと思います。
──それではその東京五輪までに克服しないといけない課題はどんなところですか?
いっぱいありますが、レセプション(サーブレシーブ)、ディグ、ディフェンス面ですね。そこは全日本でも大事にしているところなので、自分も頑張らないといけないです。
──頑張ってください! 期待しています。この前(9月24日)ファン感謝祭をやられたそうですね。ファンと交流して嬉しかったことはありましたか?
「応援しているので頑張ってください」と言っていただいたり、全日本のときの(私の)ユニフォームを買ってくださっていた方もいて、すごく応援してもらっているんだなと実感しました。いつも試合に来てくださる方もたくさんいて。自分が勝つためにバレーをやるのも大事だけど、そういう応援してくださる人たちに一生懸命な姿を見せたり、「ありがとうございます」という思いをプレーで見せることができたらいいなと思います。
──JTのどんなところを見てほしい?
JTには大エースはいないけど、みんな一人ひとりが自分の役割をちゃんとやってまとまったらすごくいいチームだと思うので、誰かだけが頑張っているとかではない、チームとしての力、チームみんなを見てほしいです。
──V・プレミアリーグ、どんな思いで戦いますか。
チャレンジと違ってプレミアとなると、今までとはレベルが違って簡単には勝てないと思います。でも狙っているのは「日本一」。絶対無理だということもないし自分たちが頑張れば獲れると思うから、「絶対に日本一を獲る」という気持ちを、みんな持って戦っていきたいです。どのチームにも負けたくない。勝てると思います。日本一を獲る! 獲ります!
──では最後に、皆さんにメッセージをお願いします。
プレミア復帰ということで、今まであまりJTを見たことがなかった人も観に来られると思います。そんな人たちが自分たちの試合を見て「JTってこんなチームなんだ」「こんなプレーするんだ」「JTを応援してみようかな」と思ってくれたら嬉しい。試合を見にきてほしいなって思います。
■吉原監督から「瑞稀選手に期待すること」
二段トスを打たせたら状況判断もいい。彼女の強みというのは二段トスをしっかり打ち切れるというところ、そこは前面に出して、JTのエースとしてしっかりこのリーグを戦い抜いてほしいと思います。役割的にはリーダーシップを発揮してほしい。だいぶ自覚が出てきたと思うので、徐々にやってくれたらいいと思います。全日本に選ばれて意識が変わったと思います。世界の大きい選手と戦ってみて「もっとこういうふうにしていかないといけない」「これを磨こう」、そういうことが自分の中できっちり整理されているように思います。
写真:JTマーヴェラス提供
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