2017-11-30 12:00 追加
世界を魅了するウィングスパイカー ミハウ・クビアク「石川祐希選手と柳田将洋選手へ そしてパナソニック優勝のために必要なこと」
ミハウ・クビアクインタビュー
SV男子
昨季からパナソニックでプレーしているポーランド代表主将、ミハウ・クビアク選手にお話を伺いました。192cmと世界レベルのバレーボール選手の中では小柄ながら、華のあるプレーで、日本のバレーファンを魅了。昨年のオールスター投票のウィングスパイカー部門では、柳田将洋選手に次ぐ2位という人気でした。助っ人外国人選手がここまでファンの心をつかむのは珍しいことといえるでしょう。後編では、クビアク選手を尊敬するという石川祐希選手や柳田選手への提言、パナソニックが優勝するために必要なことなど。
――石川祐希選手の事を知っていますか? 彼はいつも「注目する選手は特にいない」と言うのですが、リオ五輪を観戦して、今はあなたに注目していると言っていました。ダゾーンであなたのプレーをチェックしているそうです。アドバイスするとしたら?
クビアク:石川選手のことはもちろん知っています。まずはありがとう。いいプレイヤーだと言ってもらえて嬉しいです。アドバイスできるとしたら、毎日毎日、自分にできうるベストな良い練習を続けるようにと伝えたい。自分が練習したくないなと思う日も、自分の事を鼓舞してやらなくてはいけません。良い状況の時に良い練習をできるのは当たり前だけれども、自分の気持ちが乗らない時にどれだけやれるかというのが、これから大事になると思います。
――もう一人、日本の代表チームの主力である柳田将洋選手が、目標とする選手にあなたとジバをあげています。
クビアク:ジバと自分はプレースタイルが似ていると思います。ジバと一緒に名前をあげてもらえるのは、とても光栄に思います。彼にもありがとうと言いたい。
――フランス代表のヌガペット選手も、型破りで面白いプレーをしますよね。
クビアク:彼はとてもバレーボールが上手です。でも欠点もあるかなとも思います。自分の思う世界トップレベルの選手ではないですね。
――では、あなたの思うトッププレーヤーとは誰なのでしょうか。
クビアク:(僕が思うトップレベルの選手は)何人かいます。まず、オスマニー・ユアントレーナ。彼は本当に素晴らしい。とてもとてもタフな選手です。僕はアウトサイドの選手のことしか話せないですよ。なぜなら、素晴らしいオポジットやミドルの選手はたくさんいるけど、アウトサイドが僕のポジションですからね。そう、それで僕はオスマニーはトップだと思うし、もうひとりは今ブラジルのサダ・クルゼイロ(Sada Cruzeiro Volei)でプレーしています。彼の名前はレアルといって、キューバ人だけど、今は(ブラジル国籍を取得して)ブラジルのためにプレーしている。そしてもう一人はレオンです。彼はキューバ人だけど、ポーランドのパスポートを持っています。なぜなら彼はポーランド人女性と結婚したからね。この3人がバレーボール界でベストなプレーをしていると僕は思います。
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