2018-02-05 08:00 追加
越境バレーボーラー・古賀太一郎【前編】「ポーランドリーグはプロフェッショナル」
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――ポーランドリーグの中で、特に印象に残った選手はいますか。
世界のトップの選手って凄いは凄いんだけど、でもそういう選手でもやっぱり波はある。俺らと試合したときはトニウッティのパフォーマンスがそんなよくなかった。日本にいると、トニウッティはいいセッター、すべてがパーフェクトで終わっちゃう。でもいざプレーすると、「ん?」みたいな、コンビミスがいっぱいあって、そのときはかなりチャンスを僕らにくれた。
――ということは、むしろ世界のトップ選手との距離を近く感じられたのでしょうか。
それはポーランドでプレーする前からそう思っていて、去年もカザン(ロシア、世界クラブ選手権優勝チーム)とか、いろんな、いわゆるヨーロッパのトップチームとチャンピオンズリーグとかで試合をしたんだけど、僕の感覚としてはそんなに自分たちと世界との差はない。世界のトップ選手ってそりゃ凄いんだけど、バレーボールってもっと複雑で、レセプションしたり、トスあげたり、繋ぎしたり、フェイントしたり、高く跳んだり、スパイクを強く打ったり、という個々のプレーだけじゃ勝てない。チームが上手く回ってる、回ってないもそうだし、メンタルがどうのこうのっていうのもあるし。もうほんとにもっと複雑な要素がいっぱいある。だけど日本いると、「この選手のこのスパイクが」とか「このサーブが凄い」とかってなっちゃう。だけど、それらはたかが1点だし、っていう話で。
――今のチームの状況・成績についてどう思いますか。(取材当時、チームは4勝9敗で16チーム中12位)
チームにはそれぞれコンセプトがあって、それによって使うお金も違うし、使うお金が違うとやっぱり呼ぶ選手も違う。で、今のチームの今年の目標は、1部にステイすること。メダルを狙うとかじゃなくで、入れ替え戦を回避すること。今年のリーグは全16チーム中下の2チームが自動的に降格して、14位が入れ替え戦に回る。だから今の順位はクラブ的には上出来。リーグ関係者も誰もこうなるとは予想してなかったと思う。上がったばかりの僕らが4勝9敗で、しかも、9敗のうち4試合がフルセットだから。そもそもこのメンバーでプルスリーガのメダルを狙えると思えないし、クラブ的にもそういう目標(残留)のもとチームを作っていて、みんな練習も充実してるから、しっかりやれてるんじゃないかな、今シーズンは。
――個人成績についてはどう思いますか(取材当時リベロランキングで2位)。
さっきも言ったように、バレーボールってもっと複雑だから。例えばレセプション、もし僕が数字を取りたかったら、もっとサーブを取り行けばもっと数字も伸びる。だけど、それで単純に勝率が上がるかというとそうもいかない、もっと複雑なわけで。だから個人成績っていうのは自分的にはあんまり意識してない。もうほんとこっち来てよく思うけど、バレーボールってかなり複雑だよ。レセプションが返ったから勝てるわけでもないし、スパイクが決まるから勝てるわけでもないし、いいセッターがいるから勝てるわけでもないし。だから個人成績のプライオリティはチームスポーツにおいてかなり低いと思う。最後、シーズンが終わったときに個人の数字を見て、来シーズンに向けての自信にはなるかもしれないけど、あんまり気にはしてない。自分が好き勝手にやればそれは数字も出る。でも、それは自分が求めてるものでもないし、それでチームが勝つかって言ったらそうでもないから。
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