2018-02-07 12:00 追加
新監督に聞く デンソー・川北元監督 「選手たちにはバレーボールができる今の環境に感謝の気持ちを持ち、社会性も身につけてほしい」
SV女子
全日本経験を活かし、チームを引っ張る石田、石井、鍋谷

――リーグの状況ですが、試合を重ねるごとに悪い流れを断ち切る力が身についてきたのでは?
川北:まだまだチームとして不安定なところはありますが、経験値を高めてプレミアリーグの中での強さ、タフさを身につけていかなければならないと感じています。まだまだ、若いチームなので、高いモチベーションをもっていい準備をすることに努めています。
選手達に自信をつけてあげられるように我々はサポートするだけだと思っています。
――若いチームの中にあって、ベテランの石田瑞穂キャプテンの存在は大きいのでは?
川北:大きいですね。彼女の存在が我々にとっては大きなプラスだと感じています。
――石田選手は全日本経験者でもあるので、川北監督との付き合いも長く、信頼関係が確立しているのでは?
川北:彼女が信頼してくれているかはわかりませんが、私は人間的にもとても信頼していますし、選手たちにとっても彼女の存在は大きいと思います。一緒にプレーし、その姿を見ながら若い選手たちには学んでもらいたいなと感じています。
――2017年度の全日本に選出された鍋谷友理枝選手と石井里沙選手の存在も心強いですよね。
川北:石井に関しては、彼女の身体的な強さに驚かされることが多いです。そして、アップダウンが少ないというか、ハイアベレージで良いパフォーマンスを発揮してくれているので、欠かせない存在です。鍋谷はまだ若いけれど、技術力の高い選手だと思っています。
全日本を経験し、チームではスタートから出場することも多く、とても成長している選手の一人です。全日本では途中から入って流れを変える役割が多いですが、デンソーでは逆にチームの中心的存在になってもらいたいという思いでスタメンに起用しています。彼女のレベルをさらに上げるためにもできるだけ多くのチャンスを与えて、責任を負える強さを身につけていってほしいと期待しています。
――全日本の監督の中田久美さんも、鍋谷選手への期待が大きいようで、「計算できる選手」とお話しされていました。
川北:私も技術的に非常に高いものがあると思いますし、大崩れしない。彼女もまた、どのような状況でもいいパフォーマンスを発揮できる選手だと思います。
――今まで大きなケガをしたことがなく、ケガの持病がないことも鍋谷選手の強みなのでは?
川北:そうですね。強いて言えば体力的にスタミナをつけたいと思いますが、それも出場機会を少しでも増やしながら、プレーとともに高めていけたらと思っています。
――鍋谷選手は、レギュラーラウンドは個人成績も複数の部門で名前が出ており、本人も「ここまでやれるとは思ってなかった」とおっしゃっていました。
川北:私はこれくらいできると思っていました。まだまだこれに甘んじてもらいたくはないと思っています。彼女が持っている技術は素晴らしいものがあるので、それを最大限に引き出せるように私としても努力したいと思っています。
――外国人選手のクリスティアネ(フュルスト)選手はブロック部門で活躍されていますね。
川北:クリスティアネとは私がトルコのワウフバンクでコーチをしていた時に一緒にやっていたことがあります。経験値が高く、コミュニケーションがしっかり取れる選手なので、デンソーに来てくれて助かっています。性格的にも日本人の気質にとても合っている選手だと思っています。
――同じミドルブロッカーの選手といえば、大竹里歩選手のケガの状態も気になるところですが、順調に回復していますか?
川北:順調です。リハビリも継続的に続けています。シーズン中の復帰が可能ならばそれが最高だとは思いますが、焦らず万全な状態で戻って来てもらいたいです。

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