2018-02-28 04:20 追加
デンソー・石田瑞穂「これが今の実力。まだ強くなれる部分はある」 トヨタ車体・荒木絵里香「このチームで優勝を経験したいという思いが強い」
SV女子
・髙橋沙織主将
この2日間、2連勝できたことはチームにとって、今までになかった経験がこれからまたできる結果となり、ファイナル3に行けるということは自分たちにとって幸せなことでもあるので、このチャンスを無駄にしないように、この1週間、徹底的に準備をして久光製薬戦に臨みたいと思う。
・比金桃子選手
この2日間は勝たなければならないということではなく、純粋にこの仲間ともっと長く試合をしたい、もっともっとたくさんみんなとバレーをしたいという気持ちで戦った結果だと思うので、この気持ちをもっと先につなげられるように、次の久光製薬戦に向けて頑張っていきたいと思う。
・荒木絵里香選手
自分たちの手でファイナル3の切符を勝ち取れたという点が本当にすごく嬉しい。まだまだ自分たちは強くなれるチームだと思うので、とにかくファイナル3で久光製薬さんと戦えるということにワクワクしているし、絶対にまた来週頑張りたいと思っている。
・竹田沙希選手
この2試合は本当に勝ちたい試合であって、その勝ちたい試合をしっかりフォーカスして自分たちで勝ち切ることができた。練習の準備はもちろん、選手、スタッフが気持ちなどの整理をして臨めたということは、自分たちの戦い方をわかってきているということをすごく感じている。次の2試合に関しては、甘いプレーをしているようでは勝つことはできないと思っているので、今週2試合の課題をみんなでしっかり考え直して、全力を出して頑張っていきたい。
――髙橋選手に。昨日の不調から一転して今日はいいプレーをしていたが、どのように立て直したのか?
自分のポジションはサーブで狙われることが多いので、まず、1本目を無理しないでセッターに運ぼうという自分の意識と、周りの選手がコートの中だけでなく、外にいる選手からも声をかけてもらえたので、そういう面で自分だけの結果ではなく、周りの選手に支えてもらった今日のプレーだったと思う。
――竹田選手に。大事な場面でコートに入って、みんなにどんなことを伝えようとしたか?
今シーズン自体が自分が出る時というのは苦しい場面だったり、大事な場面で出させてもらうことが多かったので、この2試合に関しては、どのような場面で出たとしても仲間に絶対大丈夫だよという気持ちを伝えられるように、這いつくばってでもあきらめずに最後の1点を獲れるまでやるという姿勢をみんなに伝えたいという気持ち、ただそれだけでコートに立っていた。
――竹田選手以外の3選手に。竹田選手がコートに入って、どのように雰囲気が変わったと思うか?
髙橋:一緒にサーブレシーブをする機会が多いので、そういう面での関係性など、ほかの選手とは違う安心感がある。リーダーシップという面を見習っていきたいと感じている。
比金:サキさんのよさは点数にならない部分の見えないところの存在感が大きく、プレーでいえば、レセプションはチームでいちばん上手だと思うし、私も信頼して任せている部分でもある。それ以外の部分では、チームに与えてくれている影響は大きいし、サキさんが入ってきた時は、サキさんが思い切りエネルギーを出してくれるから、それに自分も乗っかって、逆に思い切り頼ってしまって、甘えるようにしている。
荒木:トヨタ車体クインシーズとしてのチームの象徴が彼女だと思う。自分は外からこのチームに入る前も入った後も、彼女のプレースタイルや戦う姿、1本に懸ける執念がチームのあるべき姿だと思ってきた。彼女のエネルギーに私自身も引っ張られているし、チーム全体もすごく士気が上がるので、プレー以上にいい存在で、一緒にプレーできて幸せだと感じている。
竹田:ありがとうございます(照れ笑い)。
――荒木選手に。これまでにいろいろなチームを経験されてきて、その中でトヨタ車体はどんなチームと感じているか? また、多治見監督の影響力をどう感じているか?
トヨタ車体は、竹田選手が象徴するような諦めない姿勢や粘り、テンションの高さなどがあり、スタッフも選手も熱く、いいチームだからこそ、自分はこのチームで今、優勝を経験したいという思いが強い。
多治見監督については、北京五輪に一緒に行かせてもらい、ベテラン選手がどう振る舞うべきかというのを学び、今の自分は当時の麻子さん(多治見監督)を思いながらプレーしている。そういう監督のもとでプレーできるというのも幸せなことで、麻子さんが自由にやらせてくれて、大きく見てくださるので、私も含め、みんながのびのびプレーできていると感じている。
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