2018-06-07 12:00 追加
バレー界のスーパールーキー西田有志・後編「柳田さんや石川さんのような影響力のある選手になりたい」
西田有志インタビュー
SV男子 / 全日本代表 男子
全日本男子期待のスーパールーキー、西田有志のインタビュー後編。高校生現役Vリーガーとして彗星のようにデビューした。186cmとオポジット(セッター対角の攻撃専門のポジション)としては小柄ながらも、チームをプレー面でもメンタル面でも牽引した。リーグはレギュラーラウンドより順位を一つ上げて5位、5月の黒鷲旗では準優勝と躍進。全日本シニアにも選出され、ネーションズリーグで活躍している。後編は、シニア全日本に選ばれてなど。
――全日本に選ばれたことを最初に聞いた時は?
ユースで世界選手権で落とされたことが一番悔しかったので、ユースの人より早くシニアに行こうと思っていました。そのために努力はいっぱいしたつもりだったのですが、それでも段階を踏んでジュニアからシニアかなと思っていました。それが一気にシニアに選ばれたと聞いた時は驚きしかありませんでした。でも、冷静になってみると、ユースの人より早くシニアに行くという目標が達成できたのでよかった、ホッとしたという感じがありましたね。若干焦りがあったので。ユースで活躍された宮浦さんがユースで成績を残されたので、もっと自分頑張らなあかんなという気持ちがありました。焦りでどうしたらええんやろと思ったりもしましたが、今自分がやれることをやろうとした結果なので、シニアで、シニアの人たちからも吸収して、世界の選手からも吸収したいです。
――これまで全日本の試合は見てきましたか?
はい、結構見てきました。北京五輪もテレビで見ていて、清水さんがすごいなって思いました。ああいうパワフルな選手になりたいなと。北京五輪を見とった時に、1点を決めるだけでこんなしびれるんやなと思いました。自分もこういう影響を与える選手になりたいなと思いました。五輪に行ってメダルを獲るのも目標ですし、テレビで見てる人たちにも影響を与えるような選手になりたい。全日本で影響力のある選手はどんなプレーをするのかもいろいろチェックしました。柳田さんとか石川さんとか。自分もああいう選手になりたいと思って、そのためにはどういう練習をしたらいいのかとか思いながら見てました。
――中垣内祐一監督の印象は?
すごく話しやすくて、いろいろなことを教えてくれます。壁があまりなくて、同じポジションなのでいろんな視点からアドバイスをいただけています。
――こんな役割を期待しているということは?
レフトからも攻撃できて、レシーブもできる選手になってほしいと言われています。そういう要求をもらったということは期待してもらっていることだと理解しています。自分はそこを妥協せずに思い切りやっていきたい。そして、スタッフの方々が思っている以上の選手になるつもりです。もっとこんな事もできるんやなということを見つけ出せる選手になっていきたい。
――合宿が始まってまだ少しですが、どんな雰囲気ですか?(取材日は4月11日)
本当に皆さんよくしてくださって。今まで敵同士でやってきた人と同じチームになる。チーム内だけどライバル同士という関係がある。本当にいい意識で毎日練習しています。この場所に来れてよかったなと思います。
――一番年下の選手は佐藤選手ですが、2番めですか? 洗濯当番とかあります?
いや、そういうのは何もないすよ。
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