2019-04-08 23:40 追加
PFU・江畑幸子「来季は入れ替え戦に回らないように一から立て直したい」 JAぎふ・椿本真恵監督「セリンジャーバレーが指導の基本になっています」 チャレンジマッチ女子記者会見コメント
V1リーグ 女子 / V2/V3 女子
■PFUブルーキャッツ
●清水眞衣主将
今日は今季初のリーグでの勝利ということで嬉しいです。ただ、ストレートでは勝てましたが、明日の試合で勝たないと意味がないので、今日の勝ちは勝ちで切り替えて、明日の試合に気持ちを持っていきたいと思います。
●江畑幸子選手
最低限セットカウント3-0で勝つことはできましたが、まだまだ失点が多かったりなど、できていないところがあったので、もう一度明日に向けて頑張らなければいけないなと思いました。今日のバレーは私たちらしく、リードされても追いついて、点数をひっくり返してということができましたし、決めるべきところで決めることができたので、ストレートで勝てて安心しています。でも、まだ気持ちを切らさずに明日の試合に臨みたいと思います。
●堀口あやか選手
今日の試合はストレートで勝つことができ、まず第一関門を突破できてよかったです。まだまだリードされる場面や、連続失点など、私達の弱いところはあります。でも、そこからの立て直しができたり、V1で戦ってできなかったことが今日の試合でできるようになっていると思うので、明日の試合ではPFUらしくしっかり戦い切って、V1残留を決めたいと思います。
――江畑選手に。経験豊富な江畑選手でも、今日のような独特の雰囲気は緊張しますか? 現在の心境は?
江畑:私もチャレンジマッチを何度も経験してきて、ほかの試合にはない独特な雰囲気で、本当に負けたくないという気持ちが強い方が勝てる試合だと感じています。実力の差は関係なく、この試合にどれだけ懸けてきたかというのが重要な試合だと思うので、今日の結果にホッとしている部分はありますが、ここで気を緩めてはいけないと思うので、明日も勝って、最後に笑って終われるように頑張りたいと思います。
――江畑選手が勝負どころで確実に決められていたのは経験の差だと思いましたが、平常心で戦うことはできましたか?
江畑:試合の前半では決め急いで、少し熱くなってしまい、レシーバーがあまり見えていなかったところが反省点です。ブロッカーやレシーバーの位置をしっかりと見て、コースを打つのが決まるスパイクだと思うのですが、試合の後半からは視野を広くとって相手コートを見ることができたと思います。
――堀口選手に。昨シーズンと比べて調子が上がっているように見受けられますが、ご自身はどのように感じていますか?
堀口:昨年はバレーをやってきた中で初めてのケガをしました。また、周りと比べて自分で自分を苦しめてしまった部分もあったと思います。なので、今年はしっかり自分の役割を考えたりして、シンプルな気持ちでバレーと向き合うことができているので、そういう部分が昨年と変わったところだと思います。
――具体的に手応えを感じているプレーは?
堀口:もともと高いスパイクを力強く打つのが得意で自分のアピールポイントだと思っていたのですが、ここにきてレシーブの方にも重点を置いてやってきているので、思い切り打つプレーはもちろんですが、ディフェンス面でもサーブレシーブやディグで自分の持ち味を出したいと思ってやっています。
――清水選手に。序盤は競った展開でプレッシャーもあったかと思いますが、そういう中でどのように試合の流れを変えていこうと思いましたか?
清水:最初はみんな力が入っていて、思うようなプレーができていないところがありましたが、メンバーチェンジなどで別の選手が入ったりした時に声を掛け合ったり、タイムの時はコートに入っている人だけでなく、外から見ている人の声が力になったなと思います。
みんな勝つために動けていましたし、点差が開いていても、その気持ちが前に出ていたので、そこはチームとしてよかった部分だと思います。
――清水選手ご自身も積極的に声をかけていたと思いますが、意識していましたか?
清水:声は枯れてしまうんですけど(笑)、まずは自分が声を出して、みんなが盛り上がって思い切りプレーできるようにと思っています。
――堀口選手に。第1セット途中からコートに入りましたが、それまでどのような心境で戦況を見つめていましたか? またコートに入った時の心境は?
堀口:今までの試合を通して、「決めたい」と思い過ぎてしまうと力が出せないタイプなので、入った時は流れを変えたいと思いつつも、あまり考えすぎずに思い切り目の前にあるボールを叩こうという気持ちで入りました。そうすることで点数にもつながったり、途中でコートに入ってきた高相(みな実)がディグを上げてくれたりという流れになりました。みんながつないでくれたボールを決めたいと思ったので、スタメンかどうかにかかわらず、今日の試合ではいい意味で目の前の1点と向き合えたかなと思います。
――セッターの山下遥香選手とのコミュニケーションはどうでしたか?
堀口:新人で思い切り上げてくれているので、私がミスをしてしまうと、彼女もトスを迷ってしまうと思うので、ミスをしても「私がこうするから、そのままでいい」とかいうふうに声をかけるようにはしています。
――江畑選手に。チャレンジマッチは2戦目が大事とよくいわれますが、どのような共通意識を持って明日の試合に臨みますか?
江畑:まず、明日の戦い方として、1セット目の入りというのが私達ともう後がなくなってしまった相手とでは絶対に勢いが違うと思うので、私達も最初からこのセットを獲りにいくという気持ちで、出だしを大事にして頑張っていきたいと思います。
●舟越悠二監督
選手たちも話していたように、チャレンジマッチの独特な雰囲気の中、出だしから勢いを持って主導権を握りに行こうと話をしていましたが、緊張もあり、なかなか思うようにはいかない部分がありました。しかし、後から入った選手がチームに勢いといい流れを作ってくれたと思います。そのことがあったからこそ、今日は3-0で勝てたかなと。
ただ、今日の1勝というのはまだ確定ではなくアドバンテージをもらっただけなので、明日に向け、また修正をして、江畑選手も言っていたように1セット目から自分たちの形を作って、頑張っていきたいと思います。
――今日はチャッチュオン(モクシー)選手に代わって入った堀口選手が活躍しましたが、3セット目の終盤でチャッチュオン選手を戻した意図は?
舟越:ブンビン(チャッチュオンのコートネーム)もこの独特な雰囲気の中で緊張していたと思いますし、明日に向けて、もう一度いいプレーを出してほしいなという思いも込めて、最後は出しました。
――チャレンジステージ後の2週間、どんなことに重点を置いて練習に取り組みましたか? また、その成果は?
舟越:ポイントに挙がったのはブロックとディフェンスです。どういうブロックを跳んで、どこをディグしていくのかというところと、サーブレシーブアタックを含めた切り返しの部分、自分たちがどう切り返しの中で攻撃をしていくのかという2点をこの2週間はずっと練習としてやってきました。
まだまだできたとは言えませんが、その形が徐々に見えてきた部分はありました。選手たちもコートの中で声をかけながら修正している部分もあったので、やってきたことは間違っていなかったのかなと思います。
――江畑選手をライトとレフトで起用するパターンがあり、今回はレフトで起用しましたが、そのポイントは?
舟越:まずは自分たちが崩れるパターンとして、サーブレシーブが乱され、ハイセットになって決められず、相手に決められるという失点が多かった中で、宇田(沙織)選手をライトに入れて、少しでもパスを安定させたいということがあります。また、江畑選手の持ち味であるハイセットでもレフトから決めてくれるところに期待しました。
――サーブレシーブの評価は?
舟越:正直、よくはなかったなと。でも、みんなよく我慢したなと思います。サーブレシーブが崩れ始めてから連続得点で自分たちのリズムをなくしていくというパターンが今シーズンはずっと多かったのですが、今日も崩される場面はあったものの、そこで全員で頑張って踏みとどまり、自分たちのパターンになるまで我慢できたところがよかったと思います。
――3セット目に津賀選手を投入されましたが、その評価とチームでの役割を教えてください。
舟越:彼女の魅力はスパイクとブロックですが、なかなか出番がありませんでした。ひとつの要因はサーブレシーブの部分だったのですが、今日に関してはレフトの選手がパスターゲットとして狙われていました。その部分を宇田の決定力に期待していたのですが、今日はあまりトスが上がらなかったので、そこに津賀を入れてライトからの攻撃力をアップさせたいという思いで入れました。
――堀口選手、津賀選手が起爆剤となりましたが、選手交代のジャッジが迅速で思い切っていたと思います。ジャッジのポイントは?
舟越:悩むところではありますが、自分でそう思ったということは「行け」ということなんだと思っているので、迷わず、その場でその時に判断していこうと。思い切って交代したのが今日はよかったと思っています。選手が頑張ってくれました。
――山下選手のトスの評価は?
舟越:彼女は内定選手として出場し、経験もない中ですごく頑張ってくれています。練習の時からすごくプレッシャーもかかっていると思うのですが。出だしの部分、トスがブレたりして、うまくリズムを作れない部分もありましたが、彼女を信じて他の選手を投入したところ、その選手がいい流れを作ってくれたので、彼女の負担も少しは減らしてあげられたのかなと思います。
――明日の試合に向けて。JAぎふもいいバレーをしていますが、警戒すべきポイントなどは?
舟越:最後の方にオポジットの左利きの選手が出てきましたが、そこの部分のブロックディフェンスの確認。また、レフトからクロス側をまだまだ決められている部分がありましたので、そこの修正をかけながら、いかに自分たちのパターンに持っていけるかを、ミーティングをしながら取り組んでいきたいと思っています。
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