カジースキ再加入で強力なビッグサーバー2トップ

帰ってきた世界的名手マテイ・カジースキ。

また、カジースキの再加入も大きい。本人は日本復帰について「ポーランドの魅力的なプロジェクトが無くなったから、戻ってきたよ（昨シーズン当初は、移籍先チームが財政難でシーズン途中で消滅。その後イタリアへ移籍していた）」と笑っていた。前回のプレーの時より、まだ本調子には見えないが、それでも全ての面でハイレベル。

そして、西田とカジースキは二人とも安定してサーブで崩せられる。今シーズンは二人で、サーブの効果率も得点数もランキング上位2位を占める。そんなサーバーがローテーションの内2人もいるのは大きい。今シーズンは小林光輝、中根聡太といった170センチ前半のセッターが試合に出る中、彼らが前衛の時には相手から狙われるのは必然。しかし、西田とカジースキの強力なサーブで、サービスエースや相手守備を崩せることによって、低身長セッターという弱点をカバーしている。

そして、西田だ。今やジェイテクトではもちろん、日本を代表する選手になった。過去2シーズン（1シーズン目は内定選手なので途中から出場）は、爆発力を発揮しながら、プレーが不安定な時もあった。しかし、高い学習能力と、代表で得てきた経験が、西田に爆発力に加えて安定さを加えた。さらに課題のブロックも上達している。

とはいえ、まだ19歳の若者。そして代表活動から出ずっぱりだ。高橋慎治監督のがどうマネジメントしていくかもポイントになりそうだ。

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