2021-12-02 14:20 追加
群馬銀行・田中瑠奈「カルラ(クラリッチ)はチームをよく見てくれます」、アランマーレ、JAぎふ V2女子会見コメント
V女子
11月28日 第2試合
群馬銀行 3(25-12、27-29、29-27、20-25、15-9)2 JAぎふ
■JAぎふリオレーナ
●唐川愛璃選手(セッター)
第1セットは全然自分たちのバレーができていなくて、リズムを崩されてしまいました。第2セットで修正ができて流れを作れましたが、もう少し粘れるところもあったと思います。詰めが甘いところを直して、次の対戦ではしっかり勝ち切れるようにしていきたいと思います 。
●高橋侑里選手(リベロ)
終盤にかけてだんだん自分たちのリズムを作っていくことができてきましたが、それを序盤からやっていかないと。最初から崩れているようでは勝てません。もっと最初から自分たちのバレーボールができるようにしなければ。ちょっとしたところで切れてしまうプレー、チームの雰囲気がガタっと落ちてしまうとしてしまうプレーが所々に出ています。今日は「攻める姿勢」というのをテーマとして掲げた中で、攻め続ける勇気を持てなくなるミスは克服していかないといけないと思いました。
●高石明美選手(アウトサイドヒッター)
全勝中の相手に対して、自分たちのリズムで戦うことを目標に立てて挑みました。序盤は自分たちのミスから崩れていくことがあったのですが、試合をする中で対策を立てて改善して戦えたというところは自分たちの強みにもなったかなと思います。細かいところのミスだったり、攻め切れないところを修正していきたいなと思います。
ーー唐川選手に。システムが変わってバックアタックが大きな武器になっていると思います。セッターとして工夫しているところは?
唐川:ファーストテンポで全員が同じリズムで入る。攻撃枚数、選択肢をたくさん作ってそこから攻撃するバレーに変えてきました。その中でトスがどうしても高くなってしまったりとか、ちょっとしたズレでファーストテンポの攻撃が成立しないという場面があります。少しずつ修正できてはいるのですが、まだ合わない部分も多くあります。スパイカーがしっかり叩いて勝負ができるようにしたいです。バックアタックは高石が多く決めてくれました。序盤から上手く使えていけたらと思いました。
ーー1本目を唐川選手が拾った時に2本目で本間 真樹子選手がセットをしました。狙ったプレーでしょうか?
唐川:本間さんはセットアップができる選手なので、そこをうまく使って本間さんに上げるというやり方はこれから挑戦しようとしているプレーです。でも、今日のパスはたまたまです(笑)
ーーサインを出すときの表情が豊かですが、例えば鏡を見て練習されたりもするのでしょうか?
一同:いやーそれだったらヤバイ(笑)
唐川:特にそこまで意識したサインは出していません。ここぞというところであなたに持っていくよ、ということは伝えたいなと思っていて。そういうのが表情に出てしまっているのかもしれません(笑)
ーー高橋選手に。今シーズンはリベロに挑戦しています。ディグの能力を活かしたいポジティブな理由だと鈴木監督から聞いています。
高橋:パスヒッターしているときはレシーブしてからスパイクするので負担がかかる部分がありました。今はディグに専念していますが、やりがいは感じています。自分の仕事としてはディグを上げるだけじゃなくて、チームの雰囲気づくりだったり。ディグリベロはチームがここから攻めたいという時にコートに入ってくるリベロなので、チームを盛り上げる表現だったり、仕草だったり、少し大げさなくらいに。そういうのもリベロのプレーだと思って楽しんでいます。
ーーレシーバーとしての特徴は?
高橋:まずは落とさないということを第一にやっています。あまり目立つポジションではありませんし、打って決める方が目立つとは思うのですけど、ボールを上げるからこそスパイカーも輝きますので(そこを励みにしています)。
ーー第2セットにチームが立て直せたのは?
高橋:スパイカーごとにプレーの特性が違う中、人に対してポジショニングが替えられたのが上手くはまった部分がありました。
ーー高石選手に。新人ながらエースとして活躍。鈴木監督の求めているバレーを体現していると思いますが。
高石:私の求められているのは攻撃のところだと思うので、それは常に頭に置きながら試合をするようにしています。レシーブでつないで、上げてくれた思いをしっかり背負っていこうと。今日は今まで以上に気持ちを乗せて打てたかなと思います。
ーーサマーリーグでフレッシュスター賞を獲得されました。
高石:初めての出場で賞をいただけたというのは強みになるというか、これからの自信にもつながりました。
ーー今後の目標は?
高石:苦しい場面で上がってくることが多いポジションだと思うので、そういう時こそ点を取れるようにしていきたいなと思います。ラリーが続くときついところがあるので、負けずに何本も打ちにいけるようにしたいですね。
●鈴木智大監督
純粋な技術とか精度というのは群馬銀行さんの方が上です。うちが唯一戦えるところが爆発力、そこではうちに分がある思っていますし、そういった部分で戦わなければ、と。第1セットは相手のサーブにやられて、セカンドタッチも悪くなってしまいました。第2セット以降はサーブレシーブも…数字的には良くなかったと思いますが、それなりにコートの真ん中に返すことができてきて、チームが求めているバックアタック、攻撃枚数を意識した攻撃は今シーズンの中でも一番できていたのではないかと思います。今回、前衛が2枚の時に高石のバックアタックを使いたかったので、普段とはサイドを逆にしました。高石のバックアタックの数字も良かったのではないかと思います。そこはしっかり戦えたと思いますが、最後は精度が高い群馬銀行さん、トータルディフェンスもそうですし、8番の中田唯香選手、ですね。点の取り方を知っている選手です。うちにはああいった選手はいないので、今日の形を貫いてリーグを戦っていきたいなとあらためて思いました。
ーー第2セットから切り替えができましたが、どういった指示を?
鈴木:選手自身が変えてくれましたね。第1セットはちょっともう何をしたらいいかわからなくなるようなお手上げの状態だったのですが。第2セット以降、選手が自ら立て直してくれました。
ーーその原動力を一人挙げるとすれば?
鈴木:柳沼(優花)ですかね。第1セットは相手の速いサーブに対応できませんでしたが、第2セット以降は上げてきました。
ーー高石選手の評価は?
鈴木:数字だけ見ると打数が多い分、決定率はそこまで高くはないのですが、アウトサイドに転向してまだ半年しか経ってない割にはしっかり期待に応えるプレーはできていると思います。が、まだ細かい部分、技術も教えてはいないので、そういったところをリーグ中に教えていきながら、アウトサイドヒッターとして大成できるような選手になってほしいなと思っています。
ーーリベロに転向した高橋選手は?
鈴木:試合中にポジションの変更とかを自ら考えてできますし、チームを動かす力を持っているので、そういった面でも良かったと思います。
ーーセッターの唐川選手が1本目を拾ったときに、2本目で本間選手がトスを上げました。狙った形ですか?
鈴木:理想は1本目にセッターが触った時はリベロがセットして、ミドルにも打たせたい。ただ、本間がフロントの時には本間に渡す練習は少しですがやってきました。ただ、今日のは偶然だったと思います(笑) 本間はあの状況からでもバックアタックに振り分けることができるので、今後は作戦としてもそれをやっていきたいなと思います。
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