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コラム

2021-03-14 08:48 追加

”裏天王山”第1戦VC長野の”柱”戸嵜 キングダムから学んだ言葉の力

SV男子

絶対落とせない一戦を落とした大分三好

 

大分三好にとってはVC長野相手にホームで2連勝することで、まず勝率で並びたかったはずだが、第1戦で敗れてしまい、崖っぷちに立ってしまった。接戦の中では、レシーブする選手同士がぶつかる場面がたびたび見られたり、取れるボールをお見合いしてしまったり、アタックフォローすべき場面で誰もいなかったり。小川貴史監督も思わず怒りをあらわにしていた。

 

「すごく大事な一戦だった。前回2連勝していることを忘れて、金・土と勝つことが条件だった。勝ちきることを目標とする中で、第1セットは取れたが、2セット目、3セット目も接戦に持ち込んで取っていくバレーを目指していた。VC長野の粘りのプレーで、こちらが最終的にミスをする展開になってしまった。今日の敗戦で入れ替え戦の確率が上がったが、明日の試合を取ることで、以降の東レ戦、サントリー戦につなげていきたい」

 

今シーズンのリーグ戦限りで現役引退を表明しているキャプテンの米田亘希が、地元大分のファンの前でプレーを見せられる最後のホーム2連戦の第1戦。米田はリリーフサーバーとして全セットで登場したが、残念ながら勝利にはつながらなかった。

 

「どちらに転んでもおかしくない展開だったので、取れなかったのが悔いは残る」

 

と米田は悔しがった。小川監督は米田に期待した役割をこう説明した。

 

「米田選手は前回VC長野戦でも苦しい場面でしっかり相手を崩していける継続サーブが打てる。相手がBパス、Cパスにしている部分も多々あったんで、それを期待して投入した」

(取材・写真:大塚淳史)

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