2021-03-23 08:00 追加
サントリーHGでVリーグ×Bリーグが夢のコラボ! コロナに泣いた東山高校と市立尼崎のエキシビジョンマッチも
Others / SV男子
今回のVリーグ・Bリーグの共催について、柳田将洋選手は「一つのスポーツに一つのアリーナっていう概念を捨てて、複数のスポーツ競技で一つのアリーナを協力しあってファンを増やす活動というのは大事」と語った。
「館内競技は、バレーボールとバスケットボール2競技だけではなく他にも多くあるが、ファンを取り合うわけじゃなくて、競技同士で手を取り合って新しい価値を見出していく、チャレンジしていくこと自体にすごく大きな価値がある。やる側としても、バスケットボールファンの方に是非とも僕らバレーボールを観てほしいと思うし、逆もしかり」と、他競技だからと言ってファンを取り合うのではなく、協力しあいスポーツ界に新たな価値を見出すことが大事になってくると話した。
また山村宏太監督いわく、今回のコラボレーションは、広報部や事務局が「大阪のスポーツを盛り上げていこう」という企画を出したことにより、実現したとのこと。
「大阪のトップアスリート、高校ジュニア世代のトップチームが一度に介して、一つの体育館で他競技も含めて開催できたことは、今後のスポーツ界にとって有意義なこと。今後こういう活動が増えていけば、お客様だったりファンをシェアしていけるような、共に手を差し伸べて共にスポーツを盛り上げていく関係性が、地方の活性化だったりする事に協力できたらいいなと思っている」と、柳田選手と同様、他競技が一緒に手を取り合っていくことの新しい価値について、またスポーツと地域の関係性についても話してくれた。
さらに山村監督は、高校生のエキシビションマッチについても言及。エキシビションマッチ終了後は、出場した高校生たちがV.LEAGUEの試合を観てくれているということで、試合前に監督はサントリーサンバーズの選手たちに声を掛けたという。
「僕たちサントリーサンバーズが、ジュニア世代の憧れであるために、僕ら自身が一番バレーボールを楽しんでいなければいけないし、スポーツ、バレーボールの良さを、一人一人が思う見せ方をしていかなければいけない。僕らは、そういう立ち位置にいるんだっていう話をした。勝ち負けよりも今日に関しては、自分たちが憧れの存在であるということにプライドを持って、試合に臨んで行こうと話をした」
エキシビションマッチとB.LEAGUE共催は、サントリーサンバーズの選手たちにも良い刺激となった様子。
今回の新たな試みは、V.LEAGUEだけでなくバレーボール界、またスポーツ界にも新たな可能性や価値を生み出すことができるか、今後の展望にも期待したい。
文/写真:火野千鶴
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