2014-05-06 01:53 追加
黒鷲旗準決勝 サントリー・パナソニック会見コメント
黒鷲旗男子準決勝会見
Others / SV男子
サントリー
山村宏太
準決勝と言うことで負けたらおしまいで今シーズンが終わったわけですけど、やっぱり王者パナソニックさんは強く、自分たちのバレーができなかった。後半に向かってだんだん良くなったけど。最後もある意味うちらしいバレーで終わったかなと。
佐別當君を決勝に連れて行けなくて本当に悔しい思いです。
昨日は本当にいい形での逆転勝ちだったが、きょうはどこがうまくいかなかったのか。
昨日もいい形ではないですよね。2セットとられてからのやっとの逆転勝ちで、僕自身も満身創痍でした。その中でも僕が何かをみんなに伝えられるとしたら、スタートから一点一点もぎ取っていかなければいけなかったのに、伝えきれなかった。
相手のパナソニックはどこがよかったのか。
トランジション中のどんなケースでも速いコンビを組まれて1枚ブロックでさえつけなかった。リーグ中よりさらに完成度が高くなっていた。
来シーズン必要になってくること。
気持ちの作り方だったり。6位のチームなのでやるべきことはいっぱいあります。技術的にもメンタル的にも。個人がこのチームを強くしてやるというイメージを持って練習をしていかないといけない。
佐別當賢治
リーグで残念な負け方をしてしまって、リベンジを果たすべく黒鷲にいどんできたが、準決勝で固くなった。相手はやはり強く、一点が遠かった。でも、とにかく一点とろうと思ってみんなでやって、リードする場面もあった。そこがうちのいいところ。自分自身選手としては終わったけど。残ったみんなで今日の試合を生かしてやっていってほしい。
試合の感想をお話しする前に私とトレーナーにとってサントリーでの最後の試合になりました。来シーズン私がサントリーで監督をすることはありません。最後勝利でサントリーでのシーズンを終えたかったのですけど、パナソニックさんはリーグ優勝もしていますし、うちは今シーズン一度も勝ててない相手。我々にとってこの試合で勝利をあげるのは非常に難しかったです。
これまでのことにつきまして選手のみんな、スタッフ、ファンの皆さんに本当に感謝しています。
サントリーでのこの2シーズンでチームに思ったように植え付けられた部分と、やり残したこと。
私がサントリーに就任した直後ではチームと呼べるようなチームではなかったかも知れません。今日本を去るに当たって、一つのチームを残していくことができると思っています。このチームは週の日々の練習の中でも組織的な練習をこなし、全てのことを組織立ててできるそういうチームになりました。そういった意味でこれまで取り組んできた成果については非常に満足しています。選手達は私の言葉を聞き、一生懸命トレーニングに励み、成長してくれました。その結果だけが、試合の成績を得られるモノではありません。今シーズン非常に厳しいシーズンでしたけども、今シーズンの中で非常に難しい局面が多くありました。
こういう難しい局面の中でも選手達が立ち向かえるように戦い成長を続けて行ってくれたと思います。今シーズン彼らが経験したことは来シーズン以降も成果が現れる。私は日本人ではありませんので、このチームのチームとしての活動のシステムは、インターナショナルなものをこのチームにもたらせたと思います。私のもたらしたモノがサントリーの選手達の将来についても、成果があるものになってほしいと願っています。
椿山をスタメンで使った理由と、2セット目7ポイントを相手ブロックにつかまったことについて。
椿山は昨日の試合は決定率が58%、31得点。プレーしたのが3セット半。そういった活躍をした選手をベンチに温存して試合を始めるのもできない選択だった。スタンリー選手を入れましたけど、彼もいい成果が出ず、最後に栗山選手を投入することになりました。椿山選手の今シーズンに関してですが、わずかな期間でこれだけの成長をとげた。残念ながら椿山にしてもスタンリーにしても栗山にしても結構ブロックを決められた。これについてはダンチにお褒めの言葉を贈りたい。
清水邦広
昨日椿山選手がすごく当たっていて、警戒すべき選手としてミーティングでも話があり、そこで立てた対策が上手くはまりました。ブロックとディグの関係が1セット目2セット目はすごくよかった。3セット目はブロックにかけることがなかなかできなくなりましたが、そこで集中力を切らさずに勝ち切れたことは大きかったと思います。
椿山選手に対してどんな風に警戒していたか。
椿山はストレートうちが得意なので、リーグ中は、ブロックはストレートをしっかり締めていたんですけど、昨日の東レさんはストレートを警戒しすぎてクロスを抜かれていた。自分たちは2枚しっかり飛ぼうと。結果としてブロックとディフェンスが機能できたと思います。相手に対し、完成を早くしなければいけない。
深津英臣
1セット目以外は序盤はなされて、チーム全員が我慢してディフェンスからオフェンスへとボールをつなぎ、相手がミスするまで我慢できたのが良かった。
ラリー中の攻撃がリーグ中よりはやくなったのではないか。
リーグの3レグの半ば位から、もう一つスピードを上げるサイン、攻撃ができまして、やはりそれから、ダンチ、福澤さんと新しいサインを作ってきたことがそのように見られた理由かと思います。今日だけ特にはやくしようとやっていたわけではない。リーグの途中からセミファイナル、ファイナルに向けて作ったサインです。
福澤達哉
ブロック&ディフェンスが非常に機能していた試合になりました。昨日サントリーさんの映像を見た中で、悪いボールを決めて状態をあげていたので、悪い状態からの切り返しに意識してブロックとディグで得点されないようにしました。
今日はダンチと清水がすごく頑張ってくれたと思います。
南部監督最後の試合について。
清水
最高の締めくくりをできるように、気持ちのこもったプレイ、勝利できるように。
深津
南部さんが最後だけど、特別なことではなく、今まで通りのことをやれば結果はついてくると思って臨みました。
福澤
僕自身パナソニックに入ってずっと南部さんにお世話になってきました。最後きっちり勝って次のステップをと思っています。
サントリーさんは昨日の試合で椿山君が非常にいいアベレージをのこしていたので、スタートできたなら彼を攻略しなければならない。サントリーさんはリーグ中もいろいろ選手を起用していたのでなかなか絞れなかった。オーソドックスなディフェンスを固めながら、試合中変えていった。本来のうちのリズムで試合ができたえのが非常に良かったと思います。2セット目以降はサントリーさんの多彩な選手起用で苦しめられましたが、中盤以降はディフェンスをしっかり固めて得点を重ねられた。
自チームの悪いところをしいて言えば、ブレイクをとるときに若干深津がもうちょっとこっちにあげたほうがいいとかそういうところがある。組織的にはカウンターアタックで得点を重ねるのがうちの特長。しっかりと集中してプレイしていく。
明日の決勝では、ダンチ福澤永野が、相手の強いサーブにやられない、エースをとられない。そこが大事なことになっていくと思います。
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