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バレーボールマガジン>インタビュー>東京スリジエ・賀谷明日光 インタビュー「できる時間は限られている。今がバレー人生で一番良い時だから」

インタビュー

2022-06-23 07:00 追加

東京スリジエ・賀谷明日光 インタビュー「できる時間は限られている。今がバレー人生で一番良い時だから」

Others / V2/V3 女子

ーー男子と一緒に練習されていると思いますが、内容は?

賀谷:はい。女子チームはまだ新しくできたばかり。月に2回、女子だけの練習というのもありますが、それ以外は男子と一緒の練習です。
男子のネットで男子と同じメニューをこなす。女子だからスパイクを打たないとか、男子のボールを取らないとかそういうことはないです。全部の練習に入れてくれるし、女子がいるから練習が変わるとかじゃなくて、普通に男子の中に入ってやっている感じです。

その中で最後の30分とかは女子ネットに変えてスパイクを打ったりもしています。工夫もしながら男子と一緒に練習をしています。

ーー動画でサーブレシーブをしている姿も見ました。普通ミドルだと(後衛での)サーブレシーブの機会はほとんどないですよね。

賀谷:スリジエの考え方として、ポジションにとらわれないというのがあります。
自分はこれまでサーブレシーブとか、スパイクレシーブとか全然やってこなかったんですけど、ここでは全部やってみる。やりたいと思ったことはやらせてくれるし、やってみたらっていう提案ももらえますね。
今はまだ人数が少ないので練習試合でサイドに入ったりすることまではないんですけど、サーブを打った後にバックアタックをするとか、ライトポジションに入れてもらうことも考えています。

ーーそのあたりが女子にはなかった練習?

賀谷:それで言うなら、ブロックの跳び方ですね。女子ってバックスイングをつけて跳ぶことがあんまりないと思うんです。大きく腕を振って跳ぶっていうのがないんですけど、それは男子に合わせてやっていこうみたいな。

バレーを男子に寄せるというか、形にとらわれないバレーをやりたいっているのがあります。「女子バレーだから速攻」というだけじゃなくて。

ーープレーや戦術も男子の流れが女子に来るということはありますし、一歩先んじた取り組みにもなりますね。

そういえばスリジエの練習にはいろんな方がスポットで参加されていますね。動画で拝見した限りでは島原玖南さん(ブレス浜松→PFUブルーキャッツ)、東谷玲衣奈さん(デンソーエアリービーズ退団)、鈴木千代さん(KUROBEアクアフェアリーズ退団)。代表の浅岡さんの顔の広さだったりするのでしょうか?

賀谷:そうですね。代表の知り合いってすごくたくさんいらっしゃって。そのつながりは多いです。練習に来た方々はみんな楽しんでやってくれていますね。

ーー先日は栃木の国体チーム相手に初めての対外試合でしたね。その感想は?

賀谷:まずチームを作るにあたって「桜会Sakura.E(さくらえ)」っていうファン参加のイベントがあったんですけど、そこにあわせて大急ぎでチームを作って。そこで見せるのが第一段階だったんですけど、その時はあまり形にはならなくて。

対外試合もまだちょっと人数が足りなかったですね。助っ人というか練習生みたいな方も来てくださってそれでなんとか。即席にしてはできた方なのかなとは思いますけれども…。でもチームとしてやっていくなら、人をもう少し集めなくちゃいけない。スリジエの男子はいろんな方に知られているけど、女子はまだまだで。どう動いているのか、とか、トライアウトで募集をかけていることが伝えられているか、とか。

それにはまずチームの魅力が伝えられないとだめだと思っていて。(今の状態だと)人を集めたくても集められないし。このままでは即席チームとしてしか練習できない。やっぱりもっと人が必要かなって思います。

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