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会見・コメント

2023-03-02 07:00 追加

埼玉上尾・青柳京古「試合の前の掛け声で言っている決勝戦だという気持ちで毎試合できている」 V1女子会見

V1女子 埼玉上尾会見

SV女子

2月25日にヴィクトリーナ・ウインク体育館(姫路市立中央体育館)(兵庫県)で行われたバレーボールV1女子、埼玉上尾vs岡山の試合後会見のうち埼玉上尾分をお届けする。

■埼玉上尾メディックス
●大久保茂和監督

今週まず岡山さんとの戦いということで、先週岡山さんがJTさんや久光さんとの対戦で0-2から追いつく試合を見ていました。(両試合ともフルセットになり1勝1敗)
岡山さんは粘り強いディフェンスを土台にしながら多彩な攻撃・メンバーチェンジでどこからでも試合をひっくり返されるというか流れをいつ取り返されてもおかしくないような状況でした。
とにかく自分たちができること、準備を早くしてやろうと今週は準備してきました。
選手たちが終始焦らず慌てずにひとつ一つ点数を積み重ねてくれたなと思っています。

――外からは終始先手を取っており安定しているように見えたが監督はどのように見ていたか?
大久保:どのセットも一進一退で特に第3セットはサイドアウトの応酬でした。
第1、2セットにしても序盤に金田(修佳)選手を下げて佐伯(亜魅加)選手を入れてきたり、宮下(遥)選手を下げて濱田(真友)選手を入れてきたりしていました。
河本(昭義)監督からしたら流れを絶対に持っていかれたくない、どこに我々の隙があるかをいつも探られている、揺さぶられているような感覚を持っています。
非常に緊張感のあるタフなゲームでしたし、選手も張りつめていたものをキープし続けていたので、点数以上にとても疲れていたのではないかと思います。

――最近は選手交代にある程度パターン(山崎のの花、仁井田桃子選手を2枚代えで起用、岩澤実育選手をレシーバーで起用)があり安定しているように見えるが、現在の戦力で最適なものとして監督は捉えているか?
大久保:安定してきたのはここ2、3週ぐらいだと思います。ベテランの選手が多く選手の関係性の中でうまくコミュニケーションを取りながら練習から波のない状態です。
それを崩す必要はないとは思っています。
練習の中で若手はウズウズしていますので非常にハッスルしてくれています。
その若手のベテラン勢に向かっていくエネルギーというのがチーム全体に明るさ、ポジティブなエネルギーを生み出してくれているなと思います。

――ファイナル4に向けて5チームが競り合っている状況が続く中で現在先を見据えてやっているのか、1試合ずつ積み重ねる感じでやっているのか?
大久保:1戦必勝です。
目の前の1試合、1セット、1点その中のたくさんの試練の中で自分たちが1%でも成長できる部分を見つけてやり切った結果ファイナル4、最後に繋がっていくのではないかと思って必死にやっています。

――今日は埼玉上尾の選手が波がなく終始落ち着いて試合をしているように見えたが特にどの要素が良かったか?
大久保:サーブレシーブ(レセプション)を山岸(あかね)、内瀬戸(真実)が何シーズンかメディックスを支えてくれています。
そこなしには語れないと思います。そこが安定している分、岩崎(こよみ)が描いたコンビネーションが組めていたと思います。
ブロックと(フロア)ディフェンスとの関係というところでは毎週積み重ねてきているものがあります。
その辺も(岡山のセッターが)宮下さんから濱田さんに代わっても慌てずに内瀬戸、佐藤(優花)のブロックの位置取りも良かったです。
ロゾサラもここのところ日本のバレーにフィットしてきて相手のミドルブロッカーに対してもプレッシャーを掛けられています。
サイドのブロックの勤勉さ、何とか相手のクイック、軟打、トリッキーなプレーにもしつこく行こうとしています。彼女らの経験値によるものです。
若手ではセッター、アタッカーが代わったというときに慌てる部分があると思います。
もちろん「必死」ですが慌てず落ち着いてボールコントロールをしていることが安定に繋がったかなと思います。

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