6月30日、滋賀ダイハツアリーナにて開催された2023 V･サマーリーグ西部大会の選手コメントをお届けする。

■バレーボール女子ユニバ日本代表

●横田紗椰香（さやか）主将（ミドルブロッカー・デンソーエアリービーズ所属）

ーー初日2試合（対トヨタ車体、対ヴィアティン）を終えての感想は？

横田：しっかり2勝できて良かったというのが率直な感想です。ただ2試合とも第2セットで1歩前に出れない苦しい展開が続いてしまったので、最後まで全員で決め切ることを徹底していきたいと感じました。

ーーユニバのチームがサマーリーグに参加するにあたって。

横田：ユニバ本大会（FISUワールドユニバーシティゲームズ）が7月末から中国であるんですけど、サマーはその前哨戦というわけではなくて、この大会での優勝をしっかり目標に置いています。
詰めるところはしっかり詰めていきたいと思いました。
1週間程度の短い合宿が何回か続いているんですけど、そのたびにやっていることが0に戻らないように、それぞれの自チームに帰ってもここに選ばれていることを全員が意識してやってきています。

ーーVリーガーや日本代表も複数名含む、豪華メンバーのユニバ代表になりました。キャプテンとしてみんなをまとめるにあたっては？

横田：一人ひとりがやるべきことをしっかりわかっています。誰かに頼るんじゃなくて全員の力で勝ちに行くというのはみんなが思っていることですね。
たくさんの良い選手が集まっていて、自分自身の個性をそれぞれが活かしています。
私は「こういうところを集中していこうね」という声掛けだけをして、後はみんなで思いっきりプレーして勝っていきたいです。

ーーユニバ代表がVのチームと戦うのは画期的なことですね。横田主将が所属しているデンソーと戦うこともあるかも？

横田：それぞれチームに所属していますし、同じ大会に自チームが出ている不思議さは感じるんですけど、今はこのユニバ代表で…本大会もすぐ7月に待っているので、まずはユニバのチームで頑張っていこうと思っています。

ーーこの3日間で成し遂げたいことを挙げるとすれば、やはり優勝？

横田：そうですね、優勝したいと思っています。

ーー自分のプレーの評価は？

横田：決め切りたいところで決め切れなかったり、ちょっと力が入ってしまってコースが甘くなってしまったりというところがあったので、安定感をもう少し出していきたいですね。勢いが自分の持ち味なので、そういうプレーを出していければと思います。

ーーユニバ代表に参加して発見などは？

横田：いろいろなことを経験しているメンバーが集まっているので、自分が持っていなかった考え方を聞けたりしますね。
それから、監督が東海大学でお世話になっていた藤井壮浩さんということもあって、自分が思っていることを指摘してくれたりもします。
デンソーエアリービーズとはまた違う環境でやることで感じることもあるので、この経験を自分の成長につなげていきたいと思います。

ーーユニバチームに期待しているファンに向けて。

横田：サマーリーグでは優勝という目的を持って戦っていこうと思っています。コートの中に多くの選手が入ると思いますが、みんなで繋いで最後をしっかり決め切って、全員で勝ち切るところに注目していただきたいです。
少しでもこの大会で成長して、サマーリーグの後には中国でユニバ本戦があるので、そこでも優勝できるように全員バレーで戦っていこうと思っています。応援よろしくお願いします。

撮影　堀江丈