2026-09-07 23:19 追加
「ここから先はトーナメントのつもりで」――スパイクに課題も要所で仕留めた石川祐希。主将が見据えるオーストラリア戦と“修正の先”
石川祐希 アジア選手権 バーレーン戦コメント
全日本代表 男子

ロサンゼルス五輪の出場権がかかるバレーボールアジア選手権の予選ラウンド第2戦。バーレーンを3-0のストレートで下した試合後、主将として、そしてエースとしてチームを牽引する石川祐希選手がミックスゾーンでの取材に応じた。
第1・第2セットを優位に進めながらも、第3セットはバーレーンの粘りに遭い、何度も同点に追いつかれる接戦となった。石川選手自身、この日はインナースパイクのミスなどスパイク面で思うように精度が上がらない苦しい場面もあったが、第3セット中盤に宮浦健人選手のサーブで崩した「ここ一番で欲しい」1点を完璧に決め切るなど、主将らしい勝負強さを発揮。試合後は冷静に自身のプレーとチームの現状を見つめていた。
「ミスはあったが感触は悪くない」――セッターとのコンビ修正へ
――第3セットは何度も同点に追いつかれるなど、難しさもある展開でした。今日のご自身のスパイクやプレーの手応えはいかがでしたか?
石川: 全体的にミスは多かったですけど、感触自体は悪くないと思っています。インナーへのスパイクで2、3本ミスしてしまう場面がありましたが、そこはトスとのコンビ(タイミングや高さ)がまだ合っていない部分があったのかなと。もっと精度を上げられると感じています。
――セッターとのコンビネーションについては、すでに会話もされているのでしょうか?
石川: はい、そこはセッターとも話をしましたし、これからさらに修正していけると思っています。僕自身、(故障していた期間があったため)他の選手に比べてチームで練習してきた時間が長いわけではないので、試合の中でしっかりと合わせて、もっと良い状態に持っていければと思っています。
「勝ち切れたことが収穫」――難所・第3セットを振り返って

サーブを打つ石川祐希 volleyballworld
――相手に追いつかれて嫌なムードになりかけた第3セット、宮浦選手のサーブから「ここで絶対に1点が欲しい」という場面で見事に決め切る場面もありました。
石川: 相手もすごく良いプレーをしてきていましたし、第3セットがああいう展開になることは初戦を通しても分かっていました。その中で、もつれながらも最後は自分たちがしっかりセットを取り切れたこと。そこはこの試合における良い収穫だったと思います。
予選のヤマ場・オーストラリア戦へ――「すでにトーナメントのつもりで戦う」
――次戦はこれまでの2戦とは異なり、サイズ(高さ)のある難敵・オーストラリアとの対戦になります。意気込みをお願いします。
石川: オーストラリアは非常に力のあるチームですし、この予選ラウンドだけでなく、この後の本戦(決勝トーナメント)でも再び当たる可能性がある相手です。だから「予選の1試合」という捉え方ではなく、もうここから先は『トーナメントを戦っている』という強い気持ちで臨まなければいけないと思っています。全員でしっかり準備して勝ちにいきます。
スパイクのフィーリングに課題を残しながらも、決して焦ることなくセッターとのコンビ修正に視線を向けていた石川祐希選手。「ここで1点が欲しい」という極限の場面で必ずコート上に回答を出してみせる姿は、まさに頼れるキャプテンそのものだ。
次戦のオーストラリア戦を前に、「すでにトーナメントのつもりで戦う」と語った表情には、一切の隙もなかった。ロス五輪への切符をかけた戦いは、いよいよここから本番を迎える。
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