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会見・コメント

2015-05-07 12:26 追加

黒鷲・JT車体・サントリー東レ記者会見

V1リーグ 女子 / V1リーグ 男子

東レアローズ

富松崇彰

悔いはなかったけど、もったいなかった。

 

鈴木悠二

サントリーさんがサーブと攻撃力のあるエバンドロとか栗山がいてどう抑えるかだったんですけど、そこが抑えられなくなるとこちらの攻撃が組めなくなって、どんどんどんどん苦しくなってしまって、精度の高いサーブレシーブをしないと。僕らの精度の低さがこういう結果になったと思います。

 

DSCN2176-sボヨビッチ

本日サントリーさんとの試合を振り返って、サントリーさんのサーブ力が素晴らしかった。ミスが少ない、わたしどもの本来出さなくてはならない粘りをサントリーさんに出された。

しかしながら、わたしどももベストを尽くしております。満足しています。本来持っているファイティングスピリット、粘りが随所に出たので満足しています。

 

―富松さんに。入れ替え戦があって苦しい中で準優勝。この一ヶ月やってきたこと。

入れ替え戦終わってから、というより決まってから、チームでどうやったら気迫と粘りという伝統を復活させられるかと取り組んできた。

 

―デキさんに。長い間日本バレーを支えていただいてありがとうございました。これで退団となりますが。日本での一番の思い出。これからの日本バレー界へのエールがあれば。

日本のバレー界に私が貢献できたかというとそうではなく、日本のバレー界から力をもらえた。日本でバレー界に籍を置かせていただいたことで、バレーのみならず、しつけ、文化も学ばせていただいた。この機会をいただいたことを感謝しています。

わたくしのなかで勝負していく中で、勝利をするのは一番大事なことですが、負けの中から学ぶこともたくさんある。戦いまでのプロセス、試合のあとのプロセス、その点が一番バレーボールでは大事。そのなかでスタッフコーチ、それをどのように吟味しておろしていくか。

バレーボールスピリット、どのように立ち向かっていくかという精神が一番大事。

 

―デキ選手に。東レが勝っていくために何が必要なのかメッセージを。

このチームを離れ新しい外国人がやってきます。チーム状況も一番下のところからスタート、チームも新しく生まれ変わる。スタッフ、メンバーが東レの伝統を踏まえた上でやっていくべき。

何度も言いますが、東レの持っているDNA、ファイティングスピリットやねばりを大事にして進んでいくことを願っています。

 

―鈴木さんに。今大会ずっと主力ででしたが、今大会度のようにのぞんだか。今日のプレーは。

意気込みは当然ですけど、僕が練習中からスタートという雰囲気もありましたし、大会直前には小林さんにも声をかけていただいて、もちろん名誉挽回のつもりで僕たちのプレーをしっかり見て欲しいと思った。デキさんを最後笑顔で送り出したいなという気持ち。今日の決勝戦をやってみて、前半はチームの勢いもあってコンビも回っておせおせいったんですけど、いざ競ったときや相手に走られたときにサーブレシーブが崩れたときに、一度崩れたときに戻せないのが、自分の足りないところが前面に出てしまった。

 

小林監督

今日は完全に力負け。特にサーブ力、攻撃力の面で、かなりサントリーさんが上回っていた。ただ、我々はリーグで7位という結果になり、巻き返しを図るべく臨み、7位から2位まで這い上がってきましたので、胸を張って帰りたいなと思います。

―サントリーのエバンドロにどう対応していくのか。2セット目相手がローテーションを変えてきたときはどうだったのか。

2セット目がサントリーがマッチアップを変えてきて、一番苦労したのは、エバンドロの攻撃ではなく、うちの攻撃を機能させられなくなったと言うこと。

単純にいえば、セッターの前で、岡本選手の前での攻撃がずっと決まっていたのですが、そこを回されて決まらなくなってしまいました。第3セットはうちもローテを回して対抗しようかと思ったのですが、サントリーさんもきっとそれを考えて動かしてくるだろうとにらんであえてそのままにしたあところ、サントリーさんは動かさなかった。それで苦しい展開になりました。第4セットはローテを回し、それでまた競る展開に持ち込めましたが、あと一歩及びませんでした。

 

―Vリーグでの上位チームは外国人選手に本数が集まるが。

今シーズン全てのおさらいをして、なぜ勝てたのかなぜ勝てなかったのかを見直したい。できれば、外国人に依存するバレーはしたくありません。

 

―今大会いろんな若手選手を中心に戦ったが、決勝で見えた若い選手のいい面悪い面。

決勝戦だけ取り上げると。星野は今日活躍できてませんし、鈴木もまあまあくらい。梅野にしても藤井にしてもそこそこ。しかし昨日までは彼らもみんな活躍してくれましたし、こういう大舞台を経験できたのは大きかった。でもまだ力不足もありますので。

7位になってから2ヶ月で2位まで挙がってきたので。リーグは半年後に始まりますから、また違う面が出てくるんじゃないかなと思います。

 

―エバンドロ選手に対するディフェンス面は

とにかくエバンドロは高さもありパワーもありなので、ブロックである程度封じ込めないときついことは間違いないのですが、ブロックの上から来るボールはある程度あきらめようと。クロスが非常に多いのでクロスはなるべく触ろうと。ストレートはあげようと。基本的には手がつけられない選手なので、できるだけサーブで崩すとか、良い調子で打たせないようにしたかった。うちはもともとサーブ力があるチームではないので難しいんですけどね。良い状態で打たれたらどうしようもないので、良い状態にしないというのが戦術でした。

 

 

サントリーサンバーズ

山村宏太

本当に第一声は嬉しいの一言。1セット目序盤うちの固さが出てしまって、リーグの決勝をちょっと思い出してしまったかなと。2セット目以降自分たちの形を思い出して、のびのびと自分たちのバレーができた。きっかけになったのがネクスト4の彼(柳田)なんで、彼に期待してやってください

 

柳田将洋

今回企業に入って初めてこういう大会に出させてもらって、ピンチサーバーという立場でコートに立ちましたが、先輩たちのおかげでのびのびとやれてまあまあだったかなと。この結果に甘んじることなく、精進してサンバーズの一員として活躍したいと思います。

 

鈴木寛史

勝ってよかった。このシーズン、サントリー入って大会に全部出て一つの大会優勝というのが個人的に初めてなので、メモリアルな大会になりました。

 

―鈴木さんに。ジャンプサーブを打っていましたね。

チームとしてサーブで攻めることがサントリーらしさ。モルテンになったことでフローターの効果がかなりなくなり、昔はジャンプも打っていたので打つことにしました。ジャンプサーブを打つからにはせめることだけ考えてミスを恐れず。スイングとトスにだけはこだわって打っていった。

 

―全日本ではミカサですが?

ケースバイケースです。フローターで効果が出る場合もありますし、ジャンプサーバーの割合などもあり、ミスとの兼ね合いもあり。

 

―山村さんに。ブロック戦の最後に東レに敗れたわけですが、その反省から?

今大会は非常にまれなケース。ブロック戦で当たった二チームが決勝戦でまた当たった。もちろん細かい戦略はスタッフが考えてくれていますが、選手の中からこうしていこうという声が出てきた。それで後手後手にならず、スタッフが考えるプレーと選手のプレーのギャップが少なくなった。

相手の得意なコースだったり苦手なコースを、一個一個つぶしていくのが素早くできた。ボヨビッチはクロスが得意でクロスを止めに行こうという話だったのですが、今日はストレートも力強いスパイクで、金子からストレートについても対応しようという声があり、対応できたと思います。

 

―柳田さんに。ピンチサーバーとしての気持ちの作り方は。

3月くらいからサンバーズで練習させてもらって、短い期間でのびのびとプレーできるのは、先輩ガタやスタッフの皆さんのおかげで、僕自身の安定したメンタルを作れた。

試合前にしっかりと声をかけて、もらってコミュニケーションさせてもらったりとか。

 

―山村さんに。ジルソン監督になって変わったところ。

ジルソンは本当に家族として扱う。その中で僕の役割は長兄。ジルソンが厳しいことをいったときには、フォローじゃないですけど、切り替えていこうとか、前向きな事を言っています。

本当に家族のようなコミュニケーションをとることができたのかなと思います。

 

―最初にジルソンが就任したときに、最後まであきらめないチームを作るということをおっしゃっていましたが。

僕現役時代一緒にやってるんですけど、妥協がないというか、納得いくまで練習をするとか。こっちの身が持たないと思ったりましました(笑)。

その当時のことを知っているのは僕だけなので、ジルソンが考えてることを一番理解できるのは僕だと思うので、少しでもジルソンがやりたいバレーをコートの上で表現したいと思ってきました。

 

 

DSCN2194-sジルソン監督

まず第一セットは、チームがちょっとバタバタして緊張してたが、東レさんは出だしが良かった。セット間に、選手たちに対して言ったのは、今のセット、あまりサンバーズらしくないよ、もっと我慢強く戦ってと伝え、彼らはそうすることができた。

結果に関してはもちろん優勝したいのは当たり前ですが、私はタイトルよりも、自分の百パーセントを出して欲しいということを重視している。これからもそういうところを大事にして戦っていきたい。そして東レさんも大きな成長を見せたと思います。リーグの中ではいくつかの問題もありましたが、東レさんは来季いっそう良い成長を見せてくれると思います。

 

―予選リーグで一回負けた東レに対しどのような戦略をもって今日の試合臨みましたか。

戦略的にはそんなに変わっていない。その戦略だったり戦術的だったりするよりも、ブロックリーグの時にはサントリーらしくない試合だったので、態度から反省しましょうと言うことを選手たちに言いました。もちろんサントリーらしく戦っても負ける可能性もありますが、サントリーらしいバレーを見せてくれれば、ある程度戦える。

もう一つ言ったのは、JT戦やパナソニック戦のような戦いを見せれば必ず勝てると言うことを伝えました。

 

―自分の100%を出して欲しいとつたえてきたそうですが、この1年監督として一番大事にしてきたのは。

1年くらい彼らと一緒に仕事をしてある程度特徴や強みがわかってきた。たとえば柳田君に関しては毎日の練習の中で、サーブ、こういう試合では必ず彼はサーブで良い仕事をしてくれるのではないかと分かってきた。もちろん自分の100%を出しても上手く行かないときもあるのですが、自分の100%を出せてある程度満足しています。

大事にしてたのは、まず選手たちを束縛したくないということ。自分らしい、彼ららしいバレーボールを見せてもらいたい。一番避けたかったのは、選手に無理な要求をすること。選手の特徴がわからなければ無理なことをお願いするリスクもある、それは避けたかった。自分がどういうカードを持っているのかをちゃんとわかった上で。この選手にはこういうことを要求できると言うことを目指しました。

 

ー今シーズンリーグは準優勝、今大会が優勝。エバンドロ選手というすごく決定力のある選手がいる分、その調子に左右されるところがあったと思うが。

まずはみなさんが常にサントリーのプレーを見てますが、たまにエバンドロがいなくても良いプレーができたこともあります。開幕戦もそうだったんですけど、エバンドロなしで勝つことができた。今日ももしエバンドロが調子が悪ければ早速椿山君を入れたんですけど、ああいうレベルの高い選手だと、調子が悪いとチームに大きな影響があるのは事実です。本当に一つの目標では、あまり外国人選手に依存しないようなチームを作ろうと思っています。外国人選手だけではなくて、もう一人の日本人スパイカーの調子が良いと相手チームがものすごく苦しくなるのでそこも重視しています。

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