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会見・コメント

2019-04-08 23:40 追加

PFU・江畑幸子「来季は入れ替え戦に回らないように一から立て直したい」 JAぎふ・椿本真恵監督「セリンジャーバレーが指導の基本になっています」 チャレンジマッチ女子記者会見コメント

チャレンジマッチ女子 記者会見コメント

V1リーグ 女子 / V2/V3 女子

 3月30、31日に行われたV・チャレンジマッチ(入れ替え戦)女子、PFUブルーキャッツ対JAぎふリオレーナの試合後の記者会見コメントをお届けする。

3月30日 第1戦

PFU 3(25-20、25-22、25-21)0 JAぎふ

■JAぎふリオレーナ

●今井里美選手

入れ替え戦という独特な雰囲気の中で、出だしは硬さがあり、いつも通りのバレーができていない部分があった反面、全部が通用しないわけではなかったと感じています。明日は修正すべきところを修正し、気持ちを入れ替えてやっていきたいと思います。

●山本裕香選手

相手はブロックが高いチームであることは想定していましたが、思った以上にブロックが堅く、スパイクが抜けないこともありました。しかし、そういう場面でお互いにフォローしながらやっていけたことは自分たちにとって自信につながりました。ただ、そういう勝負どころでスパイカーがもう少し決めきれていれば、リードしている場面や終盤で競っている場面でも抜け出せるようになるのかなと感じました。

――今井選手に。通用したと感じた部分と逆に通用しなかったと感じた部分は?

今井:今、山本さんも言われたようにスパイカーの工夫がなくて高いブロックに止められた部分もありましたが、その中でもスパイカーが入り方を工夫したり、打つコースを考えたりしていたと思います。また、弱気になると止められると思ったので、しっかりボールを叩きにいく、決めにいくというのを意識し、そこに関してはいいところも出ていたので、明日はもっとそういうところを増やしていけたらなと思います。

――両選手に。チーム一丸となって組織力を発揮するために必要なことは?

今井:流れが悪い時にコートの中で声がなかったり、お互いに目を合わせるなどのコミュニケーション、連係などがなくなってくるので、やはり流れが悪い時こそ中でしっかり話してコミュニケーションをとっていきたいと思います。一人ひとりの力は劣っている部分もあると思いますが、だからこそチーム一丸となってやっていかないと通用しないと思うので、チーム力を意識してやっていきたいと思います。

山本:うちはレセプションやディグなどのレシーブ関係が強くないので、乱れたところでも二段トスにして、割り切ってサイドのアタッカーがしっかり決めにいくというスタイルでやってきました。そこでうまく決まれば自分たちも流れに乗ることができるのですが、決まらずに次のターンで相手に決めさせてしまう場面も多かったので、そういうところが課題だと思っていました。決めきる力は昨シーズンよりはついたかなと思っています。

――両選手に。今日の試合のサーブレシーブの出来についてはどう感じていますか?

山本:私はサーブレシーブを3人に任せている立場ですが、チームのスタンスとして、Aパスではなくて少し離れたところでも、ネットの真ん中に上がったとしても、チームとしてはAパスと同じように攻撃できるようにという感覚で1年間やってきました。そういうところにはしっかりボールを上げてくれていたと思うし、相手のサーブは強かったけれど、それもサーブレシーブをする人たちがしっかり我慢をしてくれて、しっかり返っていたという印象です。

今井:あまりサーブレシーブが得意な方ではないので、コートの真ん中に返して、そこから展開してしっかり二段トスを打っていくというコンセプトでずっとやってきました。今日、それができていた部分もありましたが、ショートサーブやネットインなどチャンスがもらえるところで決めきれていなかったと思います。そういうチャンスを逃すと相手にどんどん決められると思うので、少ないチャンスをものにするというのをもう少し意識してやっていけたらと思います。

――PFUのサーブレシーブを乱す場面もありましたが、サーブの手応えについては?

今井:徹底して狙ってサーブで崩せないと相手にいいようにコンビを使われてしまうことがあるので、サーブでしっかり攻めていこうというのはずっとみんなで話していました。明日もサーブで攻めて、そこから展開できるようにやっていきたいと思います。

山本:チームとして、誰を狙う、どこを狙うというのはしっかりミーティングを通して確認してきており、そこがうまくいった時には相手のサーブレシーブをしっかり崩すことができていたので、成果になったとは思います。しかし、時々、リベロやサーブレシーブが上手い選手のところに1本、2本と行ってしまうこともありました。強いチームは徹底してそこに打たないようにできると思うので、そういうところで1点、2点取り切れなかった差にもつながってくるのかなと。明日はそうところを修正してやっていきたいと思います。

●椿本真恵監督

1セット目の出だしはいいムードで点数も取れていましたが、試合の内容としてはPFUさんもうちもあまり変わらなかったのではないかと。差をつけられた部分として、最後の詰めのところでの決定力がPFUさんの方が上回っていたのではないかと思います。
20点を過ぎてからの5点というのは、最初の5点よりもずっと重くて、その5点を取り切れる選手がうちはまだ育っていないという感じはします。全般的にはゲームの内容はよかったですし、選手たちは今ある力を全力で出していると私は思っていますので、まだ勝利にはつながっていませんが、精一杯やっていることを褒めてあげたいと思います。

――監督ご自身の入れ替え戦の経験は現役時代以来でしょうか?

椿本:現役時代も経験していますが、このチームでも地域リーグから上がる際に入れ替え戦を経験していますので、JAぎふでは2回目になります。

――独特の雰囲気は久々だったかと思いますが…?

椿本:前回の方が追い詰められた状況だったのできつかったです。今回は2位で上に上がることに挑戦という形なので、気持ち的にはまだ楽かなと。精神的にはPFUさんの方がきついのではないかと思っていました。

――試合の中で手応えを感じた部分を教えてください。

椿本:サーブレシーブが返らない、フリーボールがセッターにきちんと返らないなど、技術的に低い部分があるので、真ん中をあまり使えず、サイド中心にポイントを獲っていくシステムになっているのですが、サイドの選手が去年より成長し、今季凌げた部分があると思います。
来季に向けて、サーブレシーブやフリーボールをきっちりセッターに持っていける練習をしっかりやって、真ん中をもう少し使っていかないと、上でやっていくのはなかなか難しいですし、そこを強化しながらやっていこうと思っています。

――ミドルの攻撃についてと、サーブレシーブが課題とのことですが、今日の試合についてはどのように評価されていますか?

椿本:サーブレシーブは今日は悪くなかったと思います。ただ、普段あまりミドルを使っていない中で、ゲーム内で使うのは、セッターとのコンビがなかなか難しいのかなと。もっと積極的にセッターがミドルを使っていければ、もっと楽な展開になったのではないかとは思いますが。

――選手のモチベーションについてはどう見ていますか?

椿本:今日は選手一丸となって戦いに挑んでいたと思います。結果的に負けてしまいましたが、コートで戦った選手も試合に出られなかった選手もそれぞれ自分の役割をしっかり果たした上での今回の結果だと思っています。まだまだ足りないのが20点を超えてからの勝負というところに貪欲にやるというか、絶対に獲ってやるという気持ちが足りない部分なのかなと。ただ、かなりチーム力としては成長しているのではないかと思っています。

――PFUの堀口(あやか)選手が交代で出てきたあたりから流れが変わってしまったかと思いますが、その場面で立て直すためにどんな指示を出されましたか?

椿本:ブロックですね。ブロックが乱れていると。特にライト側のブロックが回っているというか、抜かれてワンタッチを取られるような形になっていたので、しっかりまっすぐ前に出せという話はしましたが、それが調整できなかったのかなと思っています。

――PFUで交代で入った堀口選手、津賀(奈緒)選手への対応が遅れたのはメンタルの部分が大きかったのでしょうか?

椿本:そうですね。メンタルの部分もありますし、誰をマークするのかという動きに慣れてない。V1の上の方ではそういったことは常に練習ができると思うのですが、私達はデータを見てやるしかなく、細かいことまでできる時間がないので、対応が後手後手に回る。そういったことに慣れていない、「慣れ」の部分だと思います。

――今日の経験を活かし、明日はどんな試合にしたいと考えていますか?

椿本:明日もそう変わらず、同じような流れでいくのではないかと。今日の試合は本当に選手たちを褒めてあげたいですし、そこにプラスして気持ちですよね。勝ちたい気持ちが上回っているチームが勝てると思うので、そこは今日、私も選手たちに話しました。もう1回、明日に向けて「絶対獲るぞ」「絶対勝つぞ」という気持ちで挑むことが大切だと思うので、そこは選手たちに話しながら、今日のゲームを映像で見て…という形に持っていきたいと思います。

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