全日本バレー、Vリーグ、大学バレー、高校バレーの最新情報をお届けするバレーボールWebマガジン|バレーボールマガジン


バレーボールマガジン>会見・コメント>久光製薬・新鍋理沙「気持ちの弱さ、技術不足など、足りないものが多い」 JT・ミハイロヴィッチ「高いレベルのプレーが見せられてよかった」

会見・コメント

2018-02-26 12:30 追加

久光製薬・新鍋理沙「気持ちの弱さ、技術不足など、足りないものが多い」 JT・ミハイロヴィッチ「高いレベルのプレーが見せられてよかった」

V・プレミアリーグ女子 久光製薬対JT 会見コメント

SV女子

 2月24日、川崎市とどろきアリーナで行われた、V・プレミアリーグ女子の第3試合、久光製薬対JTの試合後の会見コメントをお送りする。

■久光製薬スプリングス

・酒井新悟監督

今日のゲームは完敗。うちのサーブレシーブからのレセプションアタックがアキンラデウォ含めて封じられてしまったというところと、逆サイドのレフト、石井(優希)を途中で交代させたが、このポジションの攻撃が決まらなかったのがひとつの敗因だと思う。また、つながれた後の相手のミハイロヴィッチ選手の対応であったり、相手ミドルのブロックの本数が出ることにより、勝敗が左右されることはわかっていたが、両ミドルにブロックされてしまったことも敗因のひとつではないかと思っている。

今までずっと勝ち続けてきて、今回負けてしまい、ファイナル3に行くことになるが、もう一度チームを作り直し、ファイナル3、ファイナルといい形で進めるように修正していきたいと思う。

――相手のブロックポイントが多くなってしまった原因は?

しっかり決めにいかないと相手のエースにトスが集まるので、まずは何とか決めにいこうということと、もうひとつはブロックフォローからの攻撃をしかけていこうという話をしていたが、それ以上に相手のクロス方向に勝負をしてしまった。コースもしっかり見極めて、ラインショット、ブロックアウトなどの精度を高めていく必要がある。もう一度優勝するためにはJTさんに挑戦しなければならないので、そういったところはしっかりやっていきたい。

――ここまで連勝してきて、負けていないことによるプレッシャーはあったか?

練習の中では「連勝を続けよう」とは誰も口に出していなかった。ということは、勝ち続けることに対しての見えないプレッシャーがもしかしたらあったのかもしれない。今年に入って、レギュラーラウンドはセットを落とさずにファイナル6に入り、私自身の中ではどこかでセットを取られながらも勝っていく試合を作っていかなければならないと思っていた。ここまではフルセットなどしんどい試合が多いながらも勝っていたが、今回負けたことで吹っ切って、残念ではあるが切り替えていきたい。

・栄絵里香主将

今日の試合は取りたいところで点数が取れていなかった。また、相手の外国人選手の決定力があるので、ディフェンス対応をしっかりやっていこうということで試合に臨んだが、ミドルなどの選手に決定打を出されてしまったり、相手ミドルのブロックにうちの攻撃が止められる場面が多かった。まだ終わったわけではないし、いい準備をして、切り替えてファイナル3に臨みたい。

・新鍋理沙選手

何もいいところがなく終わってしまった。今までレギュラーラウンドを含めてやってきて、自分たちの課題や修正すべき部分に取り組んではいたが、大事な場面や大事な一戦でしっかりできるまで、もっと練習すべきだったと感じている。ファイナル3で負けたらシーズンが終わるので、今日出た課題や今までの課題を克服し、自分たちのいいところがどうすれば試合で発揮できるのかということを考えて、妥協なくファイナル3に進める準備をしっかりとしていきたいと思う。

・今村優香選手

今日の試合は相手がやりたいバレーにこちらがはまってしまっていて、サーブで攻めてきて、ハイセットになった状況でブロックで仕留められるという、こちらにとって悪いパターンが多く出てしまった。私個人としても安易にブロックされる場面が多く、リズムも生まれないし、点数もどんどん離される状況になってしまった。これは次の試合に向けての課題として修正しなければならない点なので、そこをしっかり修正して、ファイナル3に向けてチーム全員で頑張っていきたい。

――今村選手に。スタメン起用が増える中で心境の面などで変化したことは?

スタートで出るとか、途中で出るとかに関係なく、置かれた場面で自分が出せるいちばんいいパフォーマンスを出せるようにという心がけをしていて、いいイメージを持って試合に入るようにしている。

――3選手に。これまで負けていなかったことに対するプレッシャーはあったか?

栄:少なからずなかったわけではないが、12月の皇后杯でも(デンソーに)負けてしまっていたし、そこから絶対負けたくないという気持ちでやってきていた。大事な試合で勝てていないというのが自分自身の弱さでもあると思うので、そこはしっかりと獲りにいく準備をしていきたいと思う。

新鍋:プレッシャーというよりは、あまり自分たちのバレーがよくなくても相手が先に崩れて勝つなど、決して全部の試合がいい状態で勝てていたわけではないので、勝ってもどこかで「このままでいいのかな?」とか、「本当に勝負がかかった試合でも勝てるのかな?」という疑問が私はあった。皇后杯もそうだし、今日も勝てばファイナルという勝負がかかった大事な試合で力が発揮できないというのは、気持ちの弱さ、技術不足など足りないものが本当に多いと思う。もう一度まだチャンスはあるが、自分たちでしっかりとチャンスをつかむためには練習で納得するまでやるしかないと思う。試合で自信を持ってコートに立つための準備は練習でしかできないと思うので、もう一度、私自身もチームとしても見つめ直して来週の試合に臨みたい。

今村:ここまで連勝してきて、チーム全体として負けられないという意識はどこかにあったが、二人が言ったように大事な試合で勝てない現状がある。これまでにも課題が消化できないまま試合に入っていくということもあったが、それでは大事な場面で安易なプレーが出てしまうと思うので、今回の負けをチームとして見つめ直して、次に生かしたい。

>> 会見・コメントのページ一覧へ戻る

同じカテゴリの最近の記事

コメント

Sorry, the comment form is closed at this time.

トラックバック