「もう1年タイでやりたい」

――日本でやっていた時と違いますか？

今までやってきた環境もそうだったので、やっぱりミスに対して罪悪感もあったんですけど、今の方がないですね。うん、なくなりましたね。

――こちらでプレーしていて気分的にどうですか？日本に帰りたいとかありますか？

日本でもプレーしたいですけど、タイのバレーを楽しんでできてると思っているので。思いっきりプレーもできるし、あとお客さんも…タイってバレー、人気スポーツなんですよ。テレビとかでも普通にやってるし、ネットとかでも無料配信やっていて、メジャースポーツなんです。サッカーが一番メジャーなんですけど、バドミントンもメジャーで、バレーがその次にくるくらい。特に女子バレーが人気で。強いですし、アイドル的な感じで取り上げられてるんですよ。結構お客さんも多くて、応援してくれてる人も多く、タイでもう一年やりたいっていうのはありますね。今年はタイに来て、タイのバレーとか環境に慣れる部分が多かったので、ポジション的な部分もありましたし、そこはもう今年で分かったから、来年はそこでしっかりやりたいなというのはあります。まだ決まってないんですけど。

――予定としてはもう一年タイリーグでプレー、そのあとの予定・目標はどんな感じですか？

理想的な話をすれば、あくまで希望でしかないですけどタイで来年やって、せっかく環境とかに慣れてタイのバレーも分かってきた中で、日本に帰るとかはもったいないなと思ってます。タイで分かった状態で来年結果を残して、そこからステップアップみたいな形で、ヨーロッパとか挑戦できたらなと思うんですけど…

――どの国でやりたいなど希望はありますか？

身長が低いのでそこがネックになる部分はあるんですけど、タイで結果残せればそこの部分も…。海外で結果残すとアピールポイントになると思うので。そこを払拭できるように、結果残して次の次のシーズンはヨーロッパに行きたいっていうのがありますね。はい…まだ何とも言えないです。

――将来的な目標として、ずっと海外でプレーしたいですか？それともいずれは日本に戻りたいですか？

最終的には戻ってきて伝えたいっていうのはもちろんあります。タイでも全然違いましたし、多分ヨーロッパのバレーもまだ肌で感じてないのでわからないんですけど、多分日本と違うと思うんですね。そこを肌で感じてるか感じてないかって、やっぱ違うと思うんで、そこを伝えられたらいいなと思うんですよね。やっぱり違いを知ってるだけでどっちがいいとかも分かるし、知ってる中で決めるのと、知らない中で日本だけでこれが正しいって思うのと違うと思うので、いろんなバレーを知って…。まずは知りたいですね。知りたいっていうのと、単純に興味がありますね。どんな練習をしてるのかとか、メンタル的な部分とか、単純に興味があります。なのでそこをまずは探求していきたいというか。できるかどうか別なんですけど(笑)、プレーヤーとして実力とかもあるので。

――海外に出るに当たって相談された方はいますか？

今村さんとか梅野（聡、現東レアローズ）さんとか、とにかく相談しました。印東（玄弥、現トヨタ車体クインシーズ総合コーチ）さんとか…印東さんも前から憧れていたので。海外でコーチやられてて、中国アメリカとやってらして…印東さん、越川（優）さんにも相談しました。

――どんな相談をされたのですか？それぞれの国のバレー事情を聞いたりですか？

そうですね、あとエージェントの人を紹介してもらったり、細かい質問もさせてもらいました。ゼロからの状態で、どの時期に送ればいいとか全く分かんなかったんで。もちろん海外に行ってる選手以外の方も相談させてもらったり、いろいろ紹介してもらったりしました。とにかくゼロの状態から探し始めたんで。

――海外に行こうと思ったきっかけは何だったのですか？

Vリーグで5年間やって最終的にはスタメンで出ることができて、ま、ちょっとなんていうか…、対戦相手も毎年V２で一緒だし、新しい環境でやりたいっていうのがありました。大学時代から海外の試合には結構興味は持っていて、海外リーグの試合をユーチューブで観たり印東さんのブログを読んでいたり、憧れがあって、せっかくなら海外に行きたいなと思ったんです。もうそこは勢いというか。

――誰かに刺激を受けたとかではなかったですね？

前から海外に興味がありましたね。バレーやってく中で、必然的にというかやっぱトップの試合を見て、凄いところを学びたいなというのがありました。

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