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会見・コメント

2019-06-10 18:30 追加

プリンセスメグ・栗原恵引退会見全文前編「お疲れ様。メグのおかげで家族は楽しかったよ」という父のメールに涙腺がゆるみました

栗原恵引退会見全文前編

SV女子

「メグカナ」ブームで日本女子バレーを2003年に大ブレイクさせ、アテネオリンピック、北京オリンピックに出場した栗原恵さんが、都内で引退について記者会見を開いた。栗原さんは昨シーズンはJTマーヴェラスでプレーし、5月に行われた黒鷲旗大会が現役最後の試合となった。全文をお届けする。

フォト 栗原恵・山口かなめ・大野果奈・岩崎紗也加・篠原沙耶香・ラーマットアルハッサン・三橋聡恵・小田桃香 黒鷲旗退団選手フォトギャラリー 女子編2

――ブログで引退を発表され、ご自身の口で今日改めて会見ですが、今どんなお気持ちでいらっしゃいますか。

本来であれば、5月の黒鷲旗の前に引退発表して、大会に臨むことができればベストだったんですけど、ありがたいことに、トモさん(吉原知子監督)に長くお引き止めを頂いて、その期間もありまして、発表が遅くなりました。
今やっとお話できて、ホッとしています。

――(ブログでの発表から今日の会見まで)1週間ほどありましたが、その間にも気持ちは揺れ動いたりしましたか。

いえ、本当にやりきったなという気持ちで晴れやかな気持ちですので、揺れ動くことはありません。今日はとにかく緊張しましたが、爽やかな朝を迎えることができました。

――引退を決めたのは、いつ、どのようにでしたか。

昨年のちょうど今頃JTに入団を決めましたが、その前のチームである日立を退団したときに、もうやり残したことはないと思いました。自分の中では引退を覚悟した上でのワンシーズンのチャレンジでした。
ですから、迷いはまったくなかった。とにかくこの1年をやりきろうと
どこのタイミングかと言われると難しい。意思は固まっていました。

――去年進退を悩まれていたとき、もう一度現役でプレーした期間、振り返ると?

監督が選手時代からお世話になっていた先輩ということもあって、非常にストイックな方なのもよく知っていたので、その分大きな覚悟が必要でした。
そでも、もう一度コートに立っているところが見たいと言って下さるファンの皆さんや、両親、支えてくれる皆さんの後押しのおかげで、「もう一度チャレンジしてみよう」という気持ちになりました。そのうえで、今年1年をとおして昨年以上の満足感を、人間関係も含めて本当に素晴らしいものを得ることができたと思うので、この1年の決意ややってきたことは無駄じゃなかったと思います。

――吉原監督だったからこそ現役を続けられたということでしょうか。

そうですね。監督の存在は大きかったです。若い頃を知っていた方に、年数がたったいま
声をかけていただけるのは、選手冥利に尽きると思ったので、思い切って胸に飛び込ませていただきました。

――吉原監督や一緒にバレーボールを戦ってきたみなさんとの思い出は。一番の思い出、印象に残っている試合は。

現役時代もどの試合が一番という同じ質問をたくさん頂いた。本当に嬉しいことも悔しいこともたくさん経験してきて、そのときどきで、そのとき時がピークで、順位をつけるのが難しいです。
今シーズン最後という思いもあって臨んだ黒鷲旗では集大成だったと思います。連戦でしたが、毎日を本当に楽しんでプレーすることができた。最後の黒鷲が今一番印象に残っています。

――黒鷲が最後の試合となりますが、あのとき話せたとしたらどんな思い?

あのときは気持ちが高まっていたので、泣いてしまって話せなかったかなというのが素直な気持ち。
最後に負けてしまったので悔しい思いもあったけど、振り返ってみんなの顔をみたときに
みんなことが大好き、本当にありがとうと何も飾らず素直に自分の口から伝えることができたので、最後の舞台で最後の場面をそういう言葉で締めくくれたのが幸せです。

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