2020-07-05 20:00 追加
サフィルヴァ北海道 上杉徹監督就任会見(全文)
V男子
――サフィルヴァには、佛教大学の後輩で、NBKドリーマーズでの関わりの深い清水久雄選手がいらっしゃいますが
上杉監督:彼が大学2年生のときに、わたしが母校である佛教大学のコーチをしていたところからのスタートで、その後、NBKドリーマーズでは、今も(奈良ドリーマーズに)在籍している渡邊徹と、わたしと、清水久雄の3人で、NBKの練習があるといったらその3人しか来ない、毎週土日、その3人で体育館を借りまして、ずっと練習をしていた、ということがルーツとしてありました。わたしがデンマークに行ったときも彼が来て1ヶ月位滞在して一緒に練習したんですが、1ヶ月後彼が日本に帰ったあと、わたしは寂しくて部屋で一人で泣きました。
……というくらい、彼とは今までも長い付き合いがあるんですが、わたしの今の立場では、あくまでも一人の選手として見てますので、プライベートと仕事とは切り分けたいと思っています。
――サフィルヴァ北海道というチームについて、オファーを受けた時点でご存知でしたか
上杉監督:清水久雄が在籍しているということで、もちろん、サフィルヴァ、というチームの存在は知っていました。ただ、どんなチームなのか、とか、どういう形態でやっているのかということは一切知りませんでしたし、自分から興味を持って調べるというようなこともしませんでした。「チーム名は知っていた」というくらいの感じでした。
オファーを受けてから、清水に聞いたり、自分で調べたりして、徐々にチームについて知っていく中で、新しいチームということですし、自分が監督としてキャリアがない人間なので、新しく監督としてのキャリアを始めるとしたら、非常に好都合といいますか、自分の色を出せるチームなのではないか、と非常に魅力的だと思いました。
――オファーを受けてからあまり期間を経ずに決められた感じですか
上杉監督:堺ブレイザーズのコーチ退任が決まってその後、どうしようかと思っていろいろ相談している中で、サフィルヴァさんからオファーをいただいて、自分で動いたりして他にも候補としていたチームはあったかもしれないんですが、ほとんど迷うことはなかったです。
――思いは一致したということですね。
上杉監督:もちろん、わたしが今までいた堺ブレイザーズとは、環境も違いますし、大変なことはいっぱいあるだろうなと予想はしていますし、こちらに来て2週間、既に壁にぶつかっているところもあるんですけれども、でも、そういうものだと思っているので、今は作り上げていく楽しさが大きいです。
――最初にぶつかった壁というのは?
上杉監督:練習会場をどうするかとか、この時期はトレーニングが非常に大切なんですが、ウェイトルームをどうするかとか、平日の夜、仕事が終わったあとに(選手が)どのくらいトレーニングに行ってくれるのかとか……。でも、今、コロナの影響を考えながらも、そこをどうするかというのを考えながら進めています。
――青島主将にお聞きします。監督に対する印象をお聞かせください
青島賢司主将:爽やかだな、って思いました。先週の土曜日曜に、ミーティング等おこなったんですが、フィジカルの重要性について熱く語ってくださいましたし、我々選手自身ももっと高めていかなければいけないと思っているところです。監督についていこうと思ってます!
上杉監督:キャプテンが、すごくチームをよくまとめてくれてたんだろうな、というのは、ちらっとしか見ていない中でもすごく感じたので、彼のことを非常に信頼しています。今シーズンもぜひ、良いキャプテンシーでチームをまとめてくれることを期待しています。
上杉徹監督略歴
1980年8月21日生まれ(39歳)大阪府大阪市出身
上宮高→佛教大学
小学校6年生でバレーボールを始める。
高校(上宮高校)ではインターハイ出場、2年生の時に全国私学大会(さくらバレー)2位。
ポジションは、高校まではレフト、大学以降はリベロ。
球歴
トーヨータイヤ(2003-2005)
NBK Dreamers(2007-2014)
デンマークトップリーグ イーカスト KFUM(2009-2010)
指導者歴
佛教大学監督(2011-2014)
ノルウェーユース&ジュニアナショナルチームコーチ(2012,2014)
堺ブレイザーズ コーチ(2014-2020)
構成・写真 出口季里
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