2020-09-25 18:11 追加
石川祐希「ディフェンスも頑張りたいが、トスが集まるのは攻撃でも頼られている証拠なので、攻守ともにレベルアップしたい」(全文)
Others / 全日本代表 男子
―― 現在のコンディションは?
石川: 非常に良い状態です。昨日は試合に出ずに、午前中にウエイトトレーニングをして、とにかくフィジカルを戻すということを監督から言われているので、その辺がうまくコントロールできていると思います。 監督も調整してくれていると感じているので、コンディションは良い状態です。 また、トレーニングも先ほども言いましたように、いちばんトレーニングできていて、重りに関しても、今まで以上に上げられているので、今までに比べてベストなコンディションの形だと個人的には思っています。
――話が戻りますが、今年はコロナの影響で体を動かせない時期が続き、公式戦もない中で約1か月半くらい前にチームに合流しました。昨年、一昨年を考えると公式戦が終わって3日後に移動し、5日後に試合といったこともありましたが、全然違う状況の中で調整の難しさとか、逆に昨年、一昨年はしなかった工夫や取り組みなどはされていますか?
石川:こちらに来て2週間は隔離だったので、その間は自宅で過ごしました。スタッフがダンベルなどを用意してくれたので、昨シーズンのイタリアでの自宅待機よりは全然コンディションを落とすことなく調整できました。また、約1か月以上前にこちらに入ってきていることにより、コミュニケーションの部分でも時間をしっかり取ることができ、スムーズに試合に入ることができたと思っています。
――コミュニケーションの部分は結構大きかったですか?
石川:やはり新しいチームなので、大きいですね。 監督やフィジカルコーチ、メディカルトレーナーなどとのコミュニケーションもうまくとれた中で試合に臨めたので。やはり時間があった方がストレスなく試合に臨めますし、自分の持っていきたいコンディションの状態にできたと感じているので、間違いなく早く合流したメリットがあったと思います。
――出発の時にチームとしては昨年以上の結果を出すと話されていました。 個人としても世界のトップ選手になるというところを目指してシーズンを過ごしていくことになると思います。個人としてトップ選手になるためにここは通用している、自信を持ってプレーできているという部分、逆にここはまだ足りないと思うところをそれぞれひとつずつ教えてください。
石川: なかなかひとつに絞ることは難しいのですが、この2試合を終えて思うのは、フローターサーブに対してのサーブレシーブは感覚的にも数字的にも良くなっているとは思います。スパイクサーブ(のレシーブ)に関してはまだミスが多いので、そこは調整していきたいです。
サーブについては感覚を取り戻すだけだと思っているので、そこが戻ってきたらサーブでも勝負できるようになると考えています。
スパイクはミスや被ブロックがあるので、そこはうまくコントロールしていかないといけないですし、ストレート打ちをもっと磨けたら、もっとトップに近づけると思っています。パイプについては通用する部分でもありますし、セッターとのコンビネーションさえ合えば通用すると思っているので、そこは引き続きコンビを合わせていきたいです。
もうひとつは、トップに行くほどジャンプサーブが強力になっていくので、ジャンプサーブに対するサーブレシーブの精度を上げないといけないなと思っています。まずいちばんはそこですが、まだ上位4チームとの試合をしていないので、どのくらい返せるかはわかりませんが、そこの意識は持っていきたいと思います。トレントと練習試合をした時はサーブレシーブに対する手応えは悪くなかったので、いいイメージを持って、強豪チームとの対戦に臨めたらと思っています。
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