2022-03-31 11:38 追加
ルートイン・井上謙監督「”ルートインは良いバレーをするね”というところを見せていきたい」、群馬銀行・古市彩音「少し気持ちが先行してしまった。入替戦はチーム力とサーブで戦いたい」 V2女子会見
V2女子 ファイナル 会見コメント
V女子
3月27日に上田市自然運動公園総合体育館(長野県)で行われたバレーボールV2女子ファイナルステージ第3戦の試合後会見コメントをお届けする。
群馬銀行 1(26-24、19-25、20-25、18-25)3 ルートイン
優勝 ルートイン
準優勝 群馬銀行
■ルートインホテルズブリリアントアリーズ
●村山美佳選手(オポジット・最高殊勲選手賞)
ファイナルに向けた私たちの課題として、スタートに重点を置いた練習をしてきました。今回、最後のセット以外は最初の8点を自分たちがしっかり取れていました。そこが良い展開につながってたと思います。チームとしてみんなが自分の役割をしっかりやってくれたので、こういう試合ができたと思います。上田でファイナルの最後を勝ち切ることができました。とても良かったです。
●水谷真友主将(リベロ)
昨シーズンから私たちが掲げていたV2優勝、V1昇格という目標。前年はV2優勝を果たせないまま入替戦に入りました。まずはそこを叶えられたので本当に良かったと思います。昨シーズンより強くなったと感じるところは、負けていたり、誰かの調子が上がらなくても、そこをカバーできるチームワークがあることです。私たちが大好きなこの上田で優勝という結果を皆さんにお届けできて、本当に嬉しく思います。
ーー優勝が懸かった試合。普段より力が入ってしまったということは?
村山:みんな、2セットを取ったら優勝になることはわかっていたと思います。でも、それ以上に「上田の地で勝つ」ということに気持ちを持っていくことができたのかな、と。多分、私たちより群馬銀行さんの方がプレッシャーがかかっていたと思います。私たちはまず1セットずつを丁寧にやろうと。出だしから私たちがリードをすれば、群馬銀行さんにはさらにプレッシャーになると思いました。ですので、8点、16点としっかり自分たちが取っていこう、と。最後のセットは先に8点を取られてしまったのですが、自分たちとしては悪いバレーではありませんでした。出だしが良くないことがこれまでの課題だったのですが、そこをきちんと取り切れたので、とても良い成果になったと思います。
ーー第2、第3セットを取って優勝が決まった時には、どのような心境でしたか?
村山:勝つということだけを見ていました。次のセットは取られてもいいと考えていた選手は誰もいなかったと思います。フルセットに持ち込まず、次のセットでしっかり決めようとみんなで話していました。第4セットは相手に先行されましたが、そこから慌てることはありませんでした。気持ちの余裕がありましたので、最後に突き放せたのかなと思います 。
ーーラリーが続いた試合展開については?
村山:群馬銀行さんは序盤、セッターの古市主将がミドルを中心に使ってきました。私たちは最初のセットでそこにうまく対応ができていませんでした。でも、最後にはやっぱりサイドを使ってブロックアウトで切ってくる展開になります。それに対して、私たちは本来の強みであるサイドの決定率がなかなか上がってきませんでしたが、ラリー中にミドルが上手く切ってくれる場面が多くありました。相手のサイド攻撃をブロックして、ワンタッチをとる。そこからAパスを入れて、ミドルで切る。ラリーが続く中、今日はそこで決める自信がありました。
ーー水谷主将に。負傷で最近の試合には出ることができていませんが、その中でも献身的にチームを支えていると監督から聞いています。コートの外から見て、チームの成長について感じることは?
水谷:みんなの強さが試合に出ていると感じています。(前監督の退任を受け、急な就任になった)井上監督は今シーズン、毎日は練習に来ることができません。ですので、自分たちで何とかして試合まで持って行く、自分たちに何が足りなくて、どういう練習しようかと考える。そういう話を選手同士でしっかりやって、コミュニケーションが取れています。主体性とその実践。その効果で、試合のここ一番という大事な時に自分たちで考えて行動することができています。そういう部分は V2の中ではどこよりも私たちのチームが強いと外から見て思います。
ーーリベロのポジションを託している野上菜月選手と試合中、いろいろ話をしていますね。
水谷:私の位置から見た相手の特徴だったり、ノン(野上選手)の動きであったり。そういうことをしっかり話しています。私が試合に出れない分、出て頑張ってくれている選手のために何ができるのか。キャプテンの役割として、自分がコートに立っていれば、その姿勢で引っ張ることができますが、今はそれができませんし。私はどうやってチームに思いを伝えればいいのか。私がやるべきことは何なのか。そういったことを毎日考えながら練習をしていますね。
ーーV1昇格のためにはルートインに何が必要?
水谷: V1のチームは絶対に負けられないですし、気持ちを前面に出してくると思います。私たちは挑戦者ですので、そこまでのプレッシャーを背負わないで、自分たちが今までやってきたことを入替戦で出すだけです。相手は1点目から全力で来ると思うので、そこに負けない試合の入り方をしなければ。私たちは崩れ出した時にちょっと下を向いてしまうこともあるので、入替戦ではそういうことがないように。今シーズン最後の試合で自分たちに悔いの残らない試合をしたいです。技術はあと2週間でどうすることもできないので、メンタル面であったり、チームの団結力を高めていければと思います。
同じカテゴリの最近の記事
- PFUブルーキャッツ石川かほく・細沼綾主将「ブロックは常に上位をキープ、ブロードも頑張る」、バルデス・メリーサ「たくさん点数を取るためにハードワークする」、藤倉由貴「入団するならここしかない。最後の挑戦でした」 SV女子 [SV女子] / 2024.11.21
- 東京GB・深津旭弘「どんな時に出ても落ち着いてゲームに入れるようにしている」 SV男子会見 [SV女子] / 2024.11.19
- NECレッドロケッツ川崎・藤井莉子「涙した日は自分のターニングポイントになりました」、澤田由佳主将「自分の良さを見つめ直して、アタッカーを活かしていきたい」 SV女子 [SV女子] / 2024.11.19
- 信州ブリリアントアリーズ 原秀治監督「今季のアリーズは4枚攻撃。俺はリベロを第2のセッターにする」、横田実穂主将「キャプテンとして常にポジティブでありたい」 Ⅴリーグ女子 [V女子] / 2024.11.16
- VC長野・樋口裕希「ウルリックに頼らなくても勝利できるというのは自信に思っていい」 SV男子 [SV男子] / 2024.11.15
コメント
Sorry, the comment form is closed at this time.