2023-02-11 07:25 追加
群馬銀行・齋藤真由美監督「心の痛みは相手を思いやる気持ちになる」、菊地実結「誰よりも自分が絶対やってやる」、ヴィアティン・長田詩夏「頭を使うバレーが楽しい」 V2女子会見
2月5日、V2女子前橋大会会見
V2/V3 女子
2月5日にヤマト市民体育館前橋(群馬県)で行われたバレーボールV2女子の試合後会見コメントをお届けする。
第2試合
群馬銀行グリーンウイングス 3(25-16、25-23、25-22) 0 ヴィアティン三重
■群馬銀行グリーンウイングス
●栗栖留生選手(リベロ)
相手の速い攻撃に対してこちらがバタバタしてしまう場面が多くあって厳しい試合展開になりました。でも、そこで粘り負けずにみんなで1点1点を取っていけたのが勝ちに繋がったと思います。
●田中瑠奈選手(アウトサイドヒッター)
昨日の敗戦を受けて一人ひとりの反省もあり、絶対に勝たなければいけないというプレッシャーの中で戦いました。自分たちの強みであるアグレッシブさというところが前面に出たのが勝因だと思います。繋ぎの面で今日は粘り負けしなかった。そこは良かったと思います。
●藤原愛(セッター)
今日は相手というよりもまず自分たちのプレースタイルを貫き通すというところを目標にしていました。それができたのかなと思いますし、2枚替えとかメンバーチェンジで救われた場面もあって全員バレーができたと思いました。
●菊地実結(オポジット/ミドルブロッカー/アウトサイドヒッター)
勝っている試合ではこちら側から仕掛けていく、クリエイティブにプレーできているところがありました。自分たちが作り出した雰囲気だったり、自分たちがいいプレーをしてリズムを作るということです。負けてしまった2試合は相手に押されて対応に追われてしまったところがあります。今日は最初に自分達から仕掛ける、初心に戻って楽しむということにフォーカスしてゲームに入れました。そこが良い雰囲気や良いプレーに繋がったと思います。
●目黒愛梨(ミドルブロッカー)
ストレートで勝ちましたが、拮抗する場面が多くあったと思います。自分たちでしっかり我慢してブレイクできたのが今日の勝因だったと思います。
ーー目黒選手に。スタートから出たのは?
目黒:今日が初めてです。前日に悔しい負け方をしてしまったことを自分たちの心にどう持つか、自分自身も初めてのスタートでしたが、チームを元気づけるのは自分しかいないという気持ちでコートに立ちました。
ーープレーについて。
目黒:自分の持ち味であるワンレグを活かせるポジションに入りました。ミドル線をどう相手に意識付けさせていくかというのが今日の自分の課題でした。相手が1枚であったりブロックの意識の薄いところで自分がどう決められるかということです。決め切る部分に対しては自分の中で納得がいっていませんが、ミドルを意識付けることはできたんじゃないかな思います。
ーー菊地選手に。昨日は悔しい敗戦。今日はどういうところで相手に負けたくない、観客の皆さんにどういうものを見せなければならないと思ったか?
菊地:昨日は敗戦でみんな意気消沈していました。帰りの車で…私は伊藤南アナリストの車に乗っていたんですけど、伊藤さんがいろいろ話してくれて。
その中でも「もう一回バレーを楽しむことを思い出さないといけないよね」「厳しい時に私が決めてやるという気持ち、態度を見せることができるかだよね」という2つが特に自分に響いて。
昨日の試合では厳しい場面で「自分に持ってこい」ってセッターに言えなかったし、みんなに指示もできていなかった。
今日は「自分が絶対やってやる」という気持ちを誰よりも出す覚悟で試合に臨んで、それが体現できたので自分に取って大きな収穫になったと思います。
ーー藤原選手に。ホームゲーム、なおかつ絶対に負けが許されない試合です。スタートセッターで入ってどういうプレーをしようと思った?
藤原:まずミドルを通すというところ。それから…昨日も今日も相手はサーブの良いチームでしたが、パスが崩れたときにどれだけスパイカーに打たせることができるかということを考えました。ブロックを振ることよりも、崩れたときにもしっかりスパイクを打たせる、スパイカーの好きなトスを上げ続けることを頭に入れたトスワークをする。昨日は相手のブロックを避けて避けてという感じでしたが、今日は攻める気持ちで行けたと思います。
ーー田中選手に。ボールを託される立場でしたが、どうチームをけん引した?
田中:年齢が下の子たちが多い中で、自分が核となってやっていかなければならないと思っています。しっかり攻め切る、どんな場面でも打ち切るということを頭に入れてプレーしました。
ラリーが続いて、最後は自分にボールが上がる。1点の重みを感じながらそのボールを「みんなありがとう」と感謝の気持ちで決め切りました。そういった面でチームに勢いを与えられたかなと思います。
ーー栗栖選手に。対戦したヴィアティンの印象やディフェンス面で配慮したことは?
栗栖:ヴィアティンさんは前回よりも攻撃が速くなった印象があります。特にサイドの攻撃ですね。それに対して序盤、うちがちょっとバタバタしてしまって対応しきれなかったんですけど、後半には落ち着いて良い展開が作れたかなと思います。
昨日負けて悔しかった分、今日は選手みんなで気持ちを前面に出してプレーすることができました。特に自分はハイトスになった場面でスパイカーに「行けー!」と声掛けしたり。そういう面でチームを後押しできたと思いますし、それにスパイカーが応えてくれて決め切るシーンが何本もあって、そこが良かったなと思います。
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