全日本バレー、Vリーグ、大学バレー、高校バレーの最新情報をお届けするバレーボールWebマガジン|バレーボールマガジン


バレーボールマガジン>インタビュー>中央大・土井柊汰「日の丸を背負った経験を糧に」――東アジア銀メダルから見据える未来と代表への挑戦

インタビュー

2026-08-24 22:01 追加

中央大・土井柊汰「日の丸を背負った経験を糧に」――東アジア銀メダルから見据える未来と代表への挑戦

中央大・土井柊汰インタビュー

全日本代表 男子 / 大学バレー 男子

東アジア地区バレーボール選手権大会で見事銀メダルを獲得した男子日本代表(ユニバーシアードチーム)。主将としてチームを牽引したリベロの土井柊汰(中央大学)が、今大会での激闘やチームの歩み、そして今後の意気込みについて語った。

大会を振り返って

── 準備期間が短い中での大会だったようですが、実際の試合振り返っていかがでしたか?

土井: 実はチーム全員で集まって練習できたのは、現地出発前のわずか1日だけだったんです。西の大学からの合流が遅くなったり、テスト期間が重なっていた選手もいて、直前に集まって1日だけチーム練習をして、その2日後には出発するという過酷なスケジュールでした。

初戦の相手はフル代表で臨んできた韓国で、正直「厳しい戦いになるな」とは思っていました。案の定初戦は敗れてしまいましたが、マカオや台北と試合を重ねていくうちにコミュニケーションがしっかりと取れるようになり、それがプレーの精度向上につながっていきました。個々のレベルが高い選手が集まっていたからこそ、全員で一つのチームになろうという良い雰囲気が自然と生まれていったのだと思います。

── フル代表の韓国とは初戦と決勝の2度対戦しました。どのような経験が得られましたか?

土井: 大学選抜を中心とした僕たちに対して、相手はフル代表。だからこそ「失うものは何もない」というチャレンジャー精神で、メンタル面では優位に立てていたと思います。

「初戦で負けた韓国に絶対にリベンジしたい」「そのためにもまずは予選トーナメントを勝ち上がろう」とチーム内で声を掛け合っていました。結果として決勝で再び韓国と戦うことができましたし、フル代表相手にも通用する部分があると実感できたことは大きな収穫でした。

── キャプテンとして、またリベロとして意識していたことはありますか?

土井: 特別なことというよりは、とにかくコート内の雰囲気やモチベーションを落とさないことを最優先にしていました。これは中央大学でも普段から意識していることですが、主将として、そしてリベロとして常に声を出し、チームのムードを保ち続けることを心がけて臨みました。

── 今回の国際大会を通じて、ご自身の成長や学びを感じた部分はどこですか?

土井: 僕自身、国際大会は今回が初めての経験でした。日の丸という国家の責任を背負って戦うプレッシャーや経験は本当に大きかったです。

また、代表に選ばれるようなトップクラスの選手たちがどういう意識で取り組んでいるのか、スタッフも含めた代表チームの環境を肌で知ることができたのは大きな財産になりました。

── 具体的に通用した部分と、今後の課題だと感じた部分を教えてください。

土井: 通用したと感じたのは、レセプション(サーブレシーブ)面での粘りや、コート内での声掛け、そしてチームをゲームメイクしていく部分です。しっかりと相手への対策を立てて臨むことができました。

一方で課題に感じたのは、ディグの場面で相手のテンポが予想以上に速かったり、パワーで押し込まれたりした時への対応です。いつもの大学レベルなら拾えていたようなボールが簡単に弾かれてしまう場面がありました。現在はSVリーグの選手たちとも一緒に練習させてもらっているので、そうした高いレベルの攻撃をイメージしながら、ディグを中心に課題の克服に取り組んでいます。

直近と将来的な目標について

── 直近の目標と、将来的な長期目標について教えてください。

土井: 直近の目標は全日本インカレ(全日本大学選手権)での優勝です。チームとしても、そして大学生活最後のタイトルとしても絶対に優勝を掴み取り、目標を達成したいです。

そして長期的な目標としては、大学卒業後にSVリーグへ進んだ後、世代に関係なく誰もが目指す「B代表」、そしてその先にある最高峰の「A代表」に選出されることです。今大会で相手のフル代表と戦えた経験を糧に、何が足りていて何が足りないのかを整理し、自分を高めていきながら憧れのA代表入りを目指して挑戦し続けていきます。

土井柊汰 プロフィール
所属大学 中央大学4年
生年月日 2004/9/25
ポジション リベロ
出身校 東福岡高等学校
最高到達点 315cm
血液型 B
MBTI ESFJ

写真:中西美雁、チーム提供

>> インタビューのページ一覧へ戻る

同じカテゴリの最近の記事

コメント

Sorry, the comment form is closed at this time.

トラックバック