2026-08-26 20:20 追加
髙橋藍「対策されてからが本当の勝負」――ブラジル戦で見えた手応えとアジア選手権への決意
髙橋藍 親善試合ブラジル戦コメント
全日本代表 男子

8月25日に有明アリーナで行われたバレーボール男子日本代表とブラジル代表による親善試合(結果:1-3で日本が敗戦)。ネーションズリーグ(VNL)を終えて一区切りがついた後であり、翌月のアジア選手権や南米選手権というロサンゼルスオリンピックの出場権がかかった重要な大会を控えた両チームにとって、久々の実戦で多くの選手がコートに立ち、貴重な感覚を確かめる一戦となった。
試合直後、ミックスゾーンに応じた髙橋藍選手の囲み取材の模様をインタビュー形式でまとめた。
── 強豪ブラジルとの実戦を通じて、手応えや得られた成果について教えてください。
髙橋: 自分たちがやってきたことややりたいプレーといった部分をしっかり出すことができたと感じています。ブラジルのようにブロックが高く、高さのあるチームと戦う機会は、アジア(の大会)ではイランや中国などに限られますし、これほどクオリティの高いブロックやセッターと対戦できる機会はそうありません。
アジア選手権を前に、良い点も悪い点も含めて実戦の試合感覚を取り戻すことができましたし、非常に充実した良い練習の機会になったと思います。
── VNL以降、久々の実戦の中で自身のプレーをどのように振り返りますか?
髙橋: うまく決まったプレーもありましたし、逆に相手のブロックに捕まったり、アウトにしてしまったりする場面もありました。良かったスパイクの打ち方を継続しつつ、捕まった場面ではその時の感覚や意識を一度冷静に振り返り、反省したいと思っています。
勝負のかかるこれからの大事な試合では、よりうまく打ち分ける冷静さが求められるので、そこをしっかりと突き詰めていきたいです。
── ブラジル側も髙橋選手の攻撃パターンやパイプ攻撃(バックアタック)を警戒して、かなりマークしてきた印象がありました。
髙橋: マークや対策をされていると感じる部分は多くありました。ただ、警戒されていること自体はポジティブに捉えています。
相手に対策されてからが本当の勝負だと思っていますし、そこを突破していかないとチームを勝利に導くことはできません。厳しくマークされた中でも打ち分けや決定率を落とさずに試合を展開していくことの大切さを、この大会前のタイミングで実感できたのは良かったです。VNL以来の試合で感覚を取り戻しつつ、アジア選手権に臨む最高のステップになりました。
── コートインタビューで「楽しかった」という言葉もありました。見られることでより力を発揮できる髙橋藍選手ならではの言葉だと安心しました。ホームで開催されるアジア選手権への想いをお聞かせください。
髙橋: 親善試合とは異なり、次は本気で勝負がかかる緊張感あふれる戦いになります。一戦も負けられない試合が続いていきますし、アジア選手権ならではの独特な雰囲気や、普段対戦し慣れていない相手と戦う難しさもあります。自分たちのリズムが作りにくい展開も予想されますが、そこで崩れずに自分たちのスタイルを貫く強さを示したいです。
ホームで多くのファンのみなさんが会場に足を運んでくださると思うので、その熱い声援を力に変えて、舞台を楽しみながらも一番は「勝利」に強くこだわって戦い抜きます。
取材・文:中西美雁
写真:縞茉未
同じカテゴリの最近の記事
- 【前編】「勉強場所は涼しく、体を動かす場所は暑いまま」でいいのか? 学校体育館断熱プロジェクト実行会議が「脱!サウナ体育館プロジェクト」を始動——元バレーボール日本代表大山加奈さん、桃田賢斗選手らも支援を訴え [Others] / 2026.10.15
- 「キドヒナ」がリベロ戦国時代に名乗りを上げる。岡山シーガルズ・城戸陽菜の挑戦 SV女子 [SV女子] / 2026.10.14
- 「どんな立場でも自分の攻撃力で流れを変える」——大阪ブルテオン西山大翔、アジア大会の経験とグレベンニコフからの2連続エースを語る [SV男子,全日本代表 男子] / 2026.10.12
- 中田久美、相原昇、両監督が語るSAGA久光・栄絵里香 [SV女子] / 2026.10.10
- 権田寛奈は流されない。埼玉上尾メディックス、新主将の権田寛奈は「不動の心」でチームを導く SV女子 [SV女子] / 2026.10.05
コメント
Sorry, the comment form is closed at this time.














