2015-04-27 12:09 追加
阿部裕太全日本主将囲みコメント
阿部裕太選手ミニインタビュー
全日本代表 男子
全日本歴は2000年からと長い阿部裕太選手だが、主将の経験は初めて。番号の下のラインの重みにやや戸惑いつつも、しっかりと答えてくれた。
ー全日本のキャプテンに就任したことはいつ知ったのですか?
昨日集まったばかりなんです。全員に支給されるバッグにユニフォームが入っていて、そのユニフォームにキャプテンマークがついていて。「え?」って。「こういうデザインなのかな?」っと一瞬思って。一応監督に確認して、「よろしく」って監督に言われて、もうとれないですよね(笑)。
―チームでキャプテンを務めたことはあると思うのですが、全日本のキャプテンは初めて。久しぶりの全日本だと思うんですが、どう引っ張っていきたいですか?
本当に想像していなかったので具体的なプランとかないんですけど、さっき記者会見で言ったように自分がどうこうと言うよりも周りを活かすためにどういう事をすれば良いか常に考えてコート内外、特に若い選手には自分のことも知ってもらってコミュニケーションをとることとかコートではこういう姿勢で取り組むべきだというのを自分の姿勢でみせるという事をやっていきたいです。
―昨年正セッターの深津くんは大学の後輩ですが、ライバル意識はありますか?
セッターで選ばれてる選手は、ライバルでありチームメイトでありという感じです。去年やっていた部分を、僕が聞かなければいけないこともあると思うので、そこは話をしながらやっていきます。
―キャプテン暦を教えてください。
大学4年の時と東レ時代ですね。東レの時は2年やってたかな? ぜんぜん覚えてないです(笑)
―キャプテンのとき大変だった事とかは?
人前で話すのが得意じゃないのでバレー以外の心配事が増えちゃう。こういう場面が増えるということですね(笑)ちょっと不安というか心配です。
―リオについてかける思いがあれば。
僕はオリンピックとは縁がなくてここまできてしまったので、最後のチャンスだと思って悔いのないようにやっていこうと思います。
―全日本を離れていた間の印象は?
若い能力の高い選手がいっぱいいますし、可能性のあるチームだと思うんですけど、あまり小さくまとまって欲しくない。小細工が効いてとか、ウマい選手も増えてきている。そうじゃない所の状況判断とかしていけば、よい意味でダイナミックになるんじゃないかなと思います。
―同級生の酒井(大祐)くんが選ばれて頼りになる?
そうですね。部屋も一緒なんですけど、いつもふざけた事を言ってくるんですよ(笑)。リラックスできています(笑)。
―リーグのファイナルで怪我をしてしまいましたが、コンディションは?
コンディションは、今はバレーボールを出来る状態ではないので、リハビリに専念して早く合流できるようにしたいと思います。
―めどはいつごろ?
めどは・・今予定では夏ぐらいにバレーボールできればいいかなと。
―ワールドリーグは?
間に合えばという感じですけどいまはまだ、怪我の状況をみてという感じです。
―ファイナルの前はかるい肉離れという感じで出られたと思うんですけど、出たことで本格的な肉離れを起こした?
そうですね。肉離れが4箇所に増えてしまっているので、再発も怖いのでしっかり治さないといけないなと…。
―ふくらはぎだけ?
ふくらはぎだけです。
―合宿でみなさん一緒になってキャプテンとして心労などあると思いますが、気分転換などは?
昨日の夜ここ(NTC)で泊まったのが初めてのことだったので。昨日はキャプテンを知った日だったのでちょっとそわそわしていました(笑)。普段は音楽聴いたりです…。あとは、同級生の酒井くんと喋ったりですかね。
―全日本のこれまでの経験をどう活かしていきたいか。
結果的に経験があるとみなさんが思ってくれてると思うんですけど。経験をうまく発揮しようというんじゃなくて今まで積み上げてきたものを、プレイとしてしっかりだしていければ。それを見てまたみなさんが判断してもらえると思うので、自分のベストを出せるように、コンディションも含めてやっていきたいです。
―北京に出場できなかったことについて。
はずれた時は複雑な気持ちでしたけど、日本バレーボール界にとって出場したという事は良い事だと思うので素直に嬉しかったですし、自分で見返してやろうという気持ちは持っていました。
―ご自身にとってオリンピックとは?
現実的な目標…でもまだ味わった事がないので今は遠い目標に見えてるんですけど。どんどんまた国際大会を経験していくに連れて、現実的な目標になっていくと思います。
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