2016-12-15 17:05 追加
越境バレーボーラー 今村駿「環境が変われば考え方も新しくなり、それが必ず自分のプラスになる」
今村駿インタビュー
Others
今季、堺ブレイザーズからスウェーデンリーグのÖrkelljunga(オルケルユンガ)に移籍し、活躍している今村駿選手。海外移籍を思い立った理由や、スウェーデンリーグの印象、スーパーリーグ構想についてなどうかがいました。
ーーずっと堺でやられていて、海外でプレーしようと思ったきっかけや理由は何だったのでしょうか。
いろんな人の出会いからですかね。 最初は海外なんて興味も何もなかったのですが、海外のチームを見るうちに「どうなんだろう?」とか、「どんな練習してるんだろう?」とか、知り合いの方の話を聞いていくうちに、たくさんの興味が出て来ました。
あとは2020年の東京オリンピックが決まり、自国開催で、ましてや自分が現役でプレーできる年齢にいるのに、狙わないわけにはいかないと思いました。 その中で自分のステップアップの為とセカンドキャリアを考えた時に動けるうちに動こうと思い海外移籍をしたいと思い行動しました。 堺でプレーして年々自分のセカンドキャリアの事について考える時間が増えていきました。
ーースウェーデンリーグを選ばれたわけは?
選んだというより、選択肢がスウェーデンしかなかったです。 でも、本当にたくさんの知り合いの方にチームを探していただきました。 移籍先が決まらなかったら引退する覚悟でいたので、今もこうしてバレーボールができる環境にいることに幸せを感じます。
ーー日本とスウェーデンリーグの違いについて。
まだまだ把握出来てないことばかりなので私も学んでいるところです。 それでも違いがあるのでほんの一部だけでも紹介できたらと思います。
基本的には週一で試合です。 土曜か日曜かはその週によって違いますし、 平日に行うこともあるのでスケジュールは常に確認しています。 あと、1番違うのは練習する体育館でしょうか、基本的に日本では体育館はチームの持ち物というかそんな印象ですが、こちらではチームというよりその地域の持ち物といった印象です。 時間帯ごとに使用する競技やカテゴリーは様々なので当然時間も限られています。 限られた時間の中で自分の課題を克服したりチームの課題を克服したりと本当に集中してやらないと練習がしたくても次の団体が待ち構えているのでしたくてもできない。
日本にいたら好きな時間に好きなだけ練習ができる環境だったのでそこは大きく違うと思います。 どちらが良いか悪いかは人それぞれだと思いますがこれはこちらに来て感じた事なので僕としては感覚的にも大きな変化だと思います。
ーーチームはどんな雰囲気で、どんな選手がいますか?
チームは人数も少なくみんな仲が良い印象です。 みんな気にかけて話しかけてくれますし、本当に監督や選手のみんなが私達家族に親切に接してくれて、感謝しかありません。
ーーそちらでの生活にはもう慣れましたか? 日本との違いを感じるところは?
スウェーデンに来て2ヶ月近く経つのですが慣れて来たとは思います。 違いは気温ですね(笑) 。日本と比べ湿度もないですし、これからどんどん寒くなるのでどういう服装で過ごしたら良いのかは、すれ違う人を観察しながら勉強しています。 あとは景色がすごく良いです。
バレーボールをするという事は日本にいた頃と変わりません。 ただ環境が変わったのですごく新鮮ですし、スウェーデンリーグの事をもっと知りたいと思います。
ーー日本では、新リーグ「スーパーリーグ構想」が発表されました。これについてどう思われますか?
私としては良いことだと思います。 堺にいた時も契約選手という形でしたが、本当の意味でのプロとは何かということを、自分自身で考える事が年々増えていき、なれるものならなってみたいという自分自身の欲のために行動して、今に至っています。 しかし、それは私の考えであり、当然選手を引退したらそのまま会社に残れるというシステムは、日本のリーグの良いところでもあると思いますし、将来が保証された選択をするのは人生において自然な選択ともいえると思います。
私の場合は堺もテスト入団でしたし、契約選手という選択しかありませんでした。仮に社員でという選択肢があったとしても私には他にやりたい事があるので違う選択をしたと思います。
今回のプロ化については正直内容が掴めていない所の方が多いので、多くは言えませんが変化を求める事は素晴らしい事ですし、バレーボールに関わる人達が「バレーボールってこんなに素晴らしいスポーツなんだ」という思いで作り上げていけば、必ず良い方向に進むと信じています。
ーーファンの方へのメッセージをお願いします。
違う環境でのシーズンがスタートしました。 バレーボールをプレーする事は日本にいた時と変わりません。 ただ、環境が変われば考え方も新しいものが入って来ますし、それが必ず自分のプラスになると思って日々を過ごしています。 日本以外の国のバレーボールを知る機会はなかなかないと思うので、少しでも発信していけたらと思いますし、そういう環境でもプレーできるんだと知って頂けたら嬉しいです。
同じカテゴリの最近の記事
- 石川祐希、実戦復帰で掴んだ手応えと課題。「アジア選手権へ、ベストな状態で挑む」 [全日本代表 男子] / 2026.08.31
- 同世代に支えられた黒後愛。新天地へ。理想の選手はガビ [SV女子] / 2026.08.29
- 「世界」で磨いた切り替えと覚悟——専修大学・マサジェディ翔蓮が語るイタリアでの3ヶ月と大学リーグへの誓い インタビュー後編 [Others,大学バレー 男子] / 2026.08.28
- マサジェディ翔蓮 インタビュー前編:セリエAへの挑戦、そしてアウトサイドヒッターとしての未来 [Others,大学バレー 男子] / 2026.08.28
- 中央大・土井柊汰「日の丸を背負った経験を糧に」――東アジア銀メダルから見据える未来と代表への挑戦 [全日本代表 男子,大学バレー 男子] / 2026.08.24
コメント
Sorry, the comment form is closed at this time.















