2018-09-30 10:54 追加
中田久美監督「バックアタックなど攻撃のバリエーションについて評価したい」 黒後愛「会場の応援が力になり、楽しく試合ができた」 女子世界選手権アルゼンチン戦会見コメント
女子世界選手権 アルゼンチン戦会見コメント
全日本代表 女子
29日に行われた女子バレーボール世界選手権初戦アルゼンチン戦の記者会見コメントをお届けする。
■中田久美監督
かなりのプレッシャーがあった中で最後まで集中力を切らさず、まずは1勝できたこと、本当によかったと思います。
――先発の選手を決めたのはいつ頃? また、その狙いは?
中田:昨日の夜に決めました。理由は古賀(紗理那)、黒後(愛)の調子が非常によかったということと、アルゼンチンの攻撃に対しての対策のところで決めました。
――オポジットの選手起用について。長岡(望悠)、新鍋(理沙)両選手のうち、どちらを起用するかということについては?
中田:黒後、古賀が入っていたので、守りをある程度固めなければならないということで新鍋を入れました。
――選手たちが試合前に8年前の銅メダルの映像を見たということですが、監督の考えで見せたのでしょうか? また、試合前に選手たちにどのような声をかけましたか?
中田:映像のことは私はわからないのですが、恐らく選手たちが自発的に見たのではないかと思います。選手たちにかけた言葉はいっぱいありすぎてわからないです(笑) とにかくやってきたことを出して全力で戦おうということだったと思います。
――今日はサーブで攻めてレシーブで粘り、サーブレシーブもきれいに返り、ブロックも止めて、やりたいことがほぼできたのではないかと思いますが、試合の感想とその中で見えてきた課題について教えてください。
中田:非常によかったのはサーブだったと思います。サーブで相手を崩してハイセットのところから確実に切り返すということが、もうひとつ私としては今後もっと精度を高めていかなければならない部分ではないかと思います。ただ、バックアタックを含めた攻撃のバリエーションについては、初戦にしては大胆に思い切り使っていたところは評価したいと思います。
――セッターの先発を田代(佳奈美)選手に決めた理由と、その評価について。
中田:まずアルゼンチンのオポジットの選手が非常に攻撃力があり、クロス側に打つことが多いというディレクションが出ていたので、トス回しというよりもディフェンスの部分で田代を起用しました。あとは攻撃のテンポなども、この数日間田代を見ていて、よかったので。今日の試合については、積極的にミドルとバックアタックを絡めてよく上げていたと思います。
――調子のよかった黒後、古賀両選手の今日の出来について。また、セッターは今後、相手を見ながら決めるのか、田代選手を主に使っていく方向なのかを教えてください。
中田:黒後はサーブが非常によかったです。また、彼女のいちばんの課題でもあるブロックをよく的を絞って止めていた印象があります。古賀に関しては、ブロックもそこそこよかったと思いますが、機動力、切り込んだスパイクが昨シーズンよりも速く叩けているという点が今日の試合ではよかったと思います。
セッターに関しては、田代を中心に使っていく可能性はあると思いますが、ゲームを通して2枚替えであったり、いろいろなシチュエーションがあると思うので、しっかりと使い分けて、偏ることなく、目的を持って起用していきたいと思います。
――相手の6番の選手(エリナ・ロドリゲス)に的を絞って崩していた印象がありますが、その意図を教えてください。
中田:それはフェルハト・アクバシュコーチが指示を出していると思うのですが、サーブレシーブ返球率がよくないという情報がありましたので、対策ミーティングの時から6番を集中的に狙うという指示が出ていました。
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