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インタビュー

2014-06-11 18:11 追加

越川優 全日本主将として

全日本代表 男子

OLYMPUS DIGITAL CAMERA―キャプテンを引き受けるにあたって、南部さんから言われたときに、ご自身で迷いとかはなかったですか?

正直自分じゃないだろうなと思ってました。もちろん元パナソニックの監督なので、パナソニックの選手が南部監督を一番わかってると僕は思ってますし、そういう選手がやるのがベストなんではないかなと最初は思っていました。

ただ、リーグのファイナルが終わった2日後か3日後にメディカルチェックがあったんですけども、その時に南部さんから話をさせてくれって前に言われていたので、時間をとっていただいて話したんですけど、その時に初めて、「協会も含めてまだ皆と話しはしていないんだけど、自分の中では越川に(キャプテンを)やってほしい」と言っていただいたんですね。その時に言っていただいた言葉がすごく自分の胸を打ったので、それを聞いた時には、自分の中にはNoというのは無かったです。

―具体的にその言葉というのは?

そう聞かれるだろうなあと思ったんですよね(笑)。今まで自分が代表を経験してきたり、いろんなクラブでプレイしてきま

イタリア・パドヴァ時代

イタリア・パドヴァ時代

したけども、その経験を買っていただいているんだと思うんです。自分が思った道を、自分が信じて進んできた道を南部さんは評価してくださって、高校も県外に出て高校から大学も、もう10年以上前のことなんですけれども、決まっていた大学がありながらも、そこを蹴ってVリーグに入った。そして22の歳になるときにプロ契約をして、そこからオリンピックに出場し、そしてイタリアへ行って、帰国後は古巣のサントリーに戻りました。昨シーズンはチームを国内で自分としては初めて移籍してJTに所属することになり、チームは準優勝になった。
そういう経緯を評価していただいた上での「キャプテンをやってくれ」ということだったので、やはりそうやって、自分が信じて進んできた道を評価されたのは大きかったですね。

実際にそれを、南部さん自らの言葉で評価していただいて、「キャプテンをやってくれ」と言われて、その評価というのは自分として素直に嬉しかったです。(全日本の)キャプテンは僕としては初めてだったのですが、自分にしか出来ないことだと思いましたし、引き受けないという選択肢はありませんでした。なのでぜひ、南部さんと一緒にチームを作っていきたいなと思いました。

―どういう言葉で評価されたのでしょうか?

いや、もうそのままです。高校から上がってみんなが、今の日本バレーというのはアマチュアのまま大学へ行って、企業に入って、ひとつのチームでやりながら代表に入ったりもして、最終的にチームで終わって会社へ戻る、というそういう形がある中でも、自分で勝負してきた人間だからという風に言っていただきました。

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