2026-09-11 04:53 追加
守護神・山本智大が見据える決戦——「自分たちのやるべきことをやれば問題ない」
山本智大 アジア選手権 オーストラリア戦コメント
全日本代表 男子

9月8日、北九州市立総合体育館で行われたバレーボール男子アジア選手権のオーストラリア戦。日本代表が圧巻のストレート勝ちを納めたコートの奥で、異彩を放つ守備を見せていたのがリベロの山本智大(大阪ブルテオン)だ。
ノーブロックの状況からでも相手の強烈なスパイクを次々と上げ、チームに攻撃の機会をもたらす“神業”レシーブ。試合後、ミックスゾーンに現れた山本は、静かな口調の中にも確固たる自信をのぞかせた。
「10点を先にとる」立ち上がりの重要性と、揺るぎない自信
この時点でまだ対戦相手はわからないものの、決勝トーナメントに勝ち上がった日本。ここからの戦いについて問われた山本は、まず試合の入り方、そしてチームとしての立ち位置について言及した。
「ここからは負けられない戦い。やっぱり第1セットの序盤、先に10点をとりたいですし、先手先手でいければ日本のリズムが必ず出てくると思っています。今日も第3セットは少し入りが悪い部分があったので、その『出だし』を意識していきたい」
今大会ここまで見せてきた戦いぶり、そしてチームの仕上がりについては、終始ポジティブな手応えを感じている。
「これまでやってきたことには本当に自信を持っていますし、力があるチームだと思っています。そこを迷わず、全員が同じ方向を向いてやるだけかなと思っています」
ライバル国の分析も「自分たちのバレーができれば問題ない」
決勝トーナメントで対戦する可能性がある中国やイランといった強豪国についても、すでに映像を確認し「印象は残っている」と準備に余念がない。
VNL(ネーションズリーグ)の頃と比較しても、対戦相手それぞれの完成度は高まっていると分析しつつも、山本が見つめるのはあくまで「自分たちのバレー」だ。
「両国ともVNLの時よりは比較的(チームが)出来上がっているなという印象です。ただ、僕たちが自分たちのやるべきことをしっかりやれば、問題ないなと個人的には思っています」
なお、試合開始時のスタメンコールで、場内アナウンスが間違えてスターティングリベロをもう一人の小川智大とコールする場面があったが、山本は「全然耳に入ってなかったし、聞こえたとしても気にならないですよ(笑)」と笑顔を見せた。
コート最後方でチームを支え続ける守護神・山本智大。その卓越したレシーブ技術と、揺らぐことのない圧倒的な自信は、一発勝負のトーナメントを勝ち抜く上で、日本代表の最大の砦となる。
写真:中西美雁
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