2019-03-20 08:00 追加
NEC・柳田光綺「自分たちがしたかったことを相手がしてきた」 デンソー・鍋谷友理枝「サーブで攻めて、いい形に持っていけた」
SV女子
■デンソーエアリービーズ
●川北元監督
今日は非常に高い集中力を持って、選手たちができることに集中をしてくれたので、それがよい形で結果につながりました。選手たちがよく頑張ってくれたと思っています。
――NECとは今季4度目の対戦でしたが、過去3試合とは違う対策などはされたのでしょうか?
川北:ここまできたらお互いの選手のこともわかっていますし、今年だけで3連敗していたので、選手たちもこの大事な1戦に対する思いが強かったと思います。選手たちが本当に努力して自分たちの良さを出せるようにコミュニケーションを取ってやってくれたことがこの結果につながったのではないかと思います。
――今日の試合でVOM賞を獲得した朝日(優衣)選手に対する監督からの評価は?
川北:よく頑張ってくれました。でも、長いラリーの中で全然目立たなくても(ディフェンスをした選手が)ボールをつないで展開できたことが朝日や他の選手の1点につながったと思うので、粘り強いディフェンスを讃えたいと思います。
●鍋谷友理枝選手
今日の試合は自分たちのやりたいバレーである、サーブで崩して、ハイセットをしっかり拾ってからの切り返しというのが本当によくできた試合だったと思います。勝ち切れたのもチームのみんなが気を抜かずに頑張った結果だと思うので、今日の試合はいい形で終われたと思います。明日に向けて、いい試合になったと思っています。
●朝日優衣選手
鍋谷選手も言われたように、サーブで攻めて、自分たちが有利な展開で攻めることができていました。
●田原愛里選手
試合に入る前にNECさんはすごく粘り強いチームなので、1回で決まらないから、長いラリーになっても集中力を切らさずにと思って臨みました。スパイカーが勝負どころでもいろいろな形で決めてくれていて、私も助けられた部分が多かったです。
――今日は鍋谷選手、朝日選手の攻撃が効果的に決まっていたと思いますが、お二人はNEC戦に向けて、どのような部分に力を入れて練習してきましたか?
鍋谷:NECは粘り強いチームで、レシーブもいいため、コート内に打っていくと拾われてしまうので、ブロックアウトなどを積極的にやっていこうとチーム全体でも話していました。今日はその点がよくできていたのではないかと思います。
朝日:鍋谷さんと同じです(笑)
――田原選手に。今日のセッターから見た朝日選手のプレーは?
田原:先ほども言ったようにフェイントだったり、カンチャンが空いたら思い切りそこに打ったり、後ろの当て出しというのもうまくやっていて、相手が「この人、嫌だな」と思うような決め方をたくさんしていたので、NECさんもそこがストレスになっていたのかなと思います。
――全員に。残りの試合をどのように戦っていきたいですか?
鍋谷:サーブが走った試合は非常にいい展開で進むので、サーブをまずはしっかり打ち込んで相手を崩したいです。まずはサーブ、ブロック、ディグで自分たちのよさ、リズムを出していけたらと思っています。
朝日:残り2戦となりましたが、それぞれ相手チームの特徴があり、明日はまず東レさんに対しての対策の中で、チーム内での自分の役割をしっかりできるように準備していきたいと思っています。
田原:先ほど鍋谷さんも言ったようにサーブが入ったら自分たちの有利な展開になると思いますし、こちらのコンビもテンポやリズムがいいと相手も嫌だと思うので、攻撃のテンポ、リズムをいい形でどんどん残りの2戦で出せるようにしっかりやっていきたいと思います。
――鍋谷選手に。今日のサーブの狙いどころとコートの中の雰囲気について。
鍋谷:今日のサーブの狙いはコーナー方向にしっかり打っていこうと話していました。どのチームにも共通して言えることですが、サーブを打つことにより、レシーバーが左右どちらかに寄って、反対側のスペースが空くことがよくあるので、その逆を突いたりということがよくできたゲームだったかなと思います。全員が狙っている方と逆という意識があり、相手にもどちらに打たれるかわからないという駆け引きがよくできていたと思います。
コートの中の状況判断としては、全員が相手のスパイカー一人ひとりに対しての守り方というのがコートの中でコミュニケーションがとれてできていましたし、1本1本のトスの長さ、高さで変わるところもありますが、全員がタイミングを合わせてできていたので、みんなが意思疎通して、いい形で動けていたと思います。
――田原選手に。NECに対して配球の面で工夫した点や、NECがいつもと違うと感じた部分はありましたか?
田原:配給の面ではNECはレフトからのディフェンスが強いと思うので、後半はレフトに頼る部分が多くなってしまいますが、それまでにしっかり、真ん中とライトという配球を増やしていって、ちゃんとレフトが打ちきれるような状況を作ろうと考えました。
サーブがすごく攻められていて、NECの速いクイックなどを少なくでき、(古賀)紗理那などが崩れてハイセットになり、こちらがディフェンスできているケースが多かったので、レギュラーラウンド、皇后杯と比べて、サーブで崩して相手のバレーをさせなかったことが今日の大きなキーポイントだったと思います。
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